太陽が向こうの屋根をオレンジにしている。ほんと短時間のオレンジ。反町隆史も私と同じくらいの時間に起きてしまうらしく、このほんの短い朝のひとときを楽しむのが好き、みたいなことを言っていた。すごくわかる!と思った。同世代。自然と早起きになりますよね、とも思った。ところで、昨日は寒いくらいだった。玄関を出てびっくり。駅に着いて夏用の薄いパーカーを羽織った。急いで歩いても暑くならないなんて何日ぶり。最近、肌が汗にすっかり弱くなってしまったのでとても助かった。今朝もまだエアコンいらず。体力奪われないっていい。美味しい温室みかんをもらったから今朝はそれで喉を潤そう。
東京、京橋駅近くのアーティゾン美術館で日本初のアボリジナル女性作家たちによる展覧会が開かれている。
学生は無料なので(要ウェブ予約)ぜひ行ってほしい。なんとも言葉にならない悲しい歴史が重たいが、全体としてはすごくポジティブなエネルギーをもらえる展覧会だった。毎度のことながらもっともっと時間がほしかった。異色だったのはジャンピ・デザート・ウィーヴァーズのアニメーション。砂漠で暮らす語り部の声に合わせて自然素材の人や犬やロバや植物が日常を暮らす。特別な物語があるわけではなくただ日常をアニメーションにすることの面白さと変化に対する穏やかな態度。彼女たちは、中央砂漠から西砂漠地域のコミュニティに属する女性アーティストたちによるコレクティブだという。面白かったなあ。
それにしても京橋は外のベンチが多い。屋根があるところにも多い。普段馴染みがなく、東京駅や大手町に用事があるときになんとなく歩いていたら着くのが京橋の明治屋というイメージだが面白い街なんだと思う。当然、歴史もあるわけだし。アーティゾン美術館は中はいいんだけど辿り着くまでが長い。いや、長いのはいいのだけどロッカーとかお手洗いの場所がバラバラしているのがなんだかなという感じがする。ロッカーが百円戻ってくる形式ではなく普通に鍵だけで使えるのはいい。今回の展示は空間の使い方もとっても良かったと思うな。やっぱりもっと時間ほしかったなあ。コレクション見られなかったし。残念。またの機会を楽しみにしよう。
今日は土曜日。明日は日曜日。色々忘れないようにしないと。いい一日にしていこう。