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散歩

日曜

今朝は鳥たちの声があっちこっちから聞こえる。まだグレイの空が賑やか。お隣の雨戸が開いた音がする。みんな早起き。今朝は風が少し強いのかな。時折、うねる音がする。

瀬尾まいこ『その扉をたたく音』がテーブルの上にある。うちは瀬尾まいこ全部揃ってるかも。瀬尾まいこも国語の先生だった。夏井いつきとかのことを思い浮かべて「も」と書いた。大学の時に詩人や作家の先生に教わったがどれも楽しかった。貴重な体験だったと思う。友達も詩人になったり絵本作家になったり。ドールハウスを作っていた友達もいた。才能だけではない彼女たち彼らの、なんていうのか、熱量というほど熱いものではなくて、何かもっと淡々としていて、習慣化されていて、何年も積み重ねられてきた経験と学びのプロセス。それを知っているのは幸運なことだと思う。

別の大学だった友達が先生になったのだけど学生に「陽キャ」と言われんだよ、びっくりでしょ、と言っていた。すごくびっくりしたし、笑った。私たちの頃はそういう言葉は使われていなかったと思うがその人は明らかに「陽」のキャラではなかったし、今も私たちからしたらそうではないと思う。なにより本人がびっくりしている。そういうものだ、外からの見え方って。自分がどんな感じかは自分でも決める必要ないし「前はああだったけど今は」みたいななかにも「いやいや前からそういうとこあった」というのも常だし、人は自分でもわからないいろんな面を持っているからいろんな驚きとともに。

今日は日曜日。休息大事。昨日は日が暮れたあとは気持ちよくて梅と躑躅の中を寄り道しながら帰った。梅の実がたくさんなっていた。葉っぱも実も緑だから気づきにくいけど近づくとびっくりするくらいたくさんなっている。躑躅も赤白ピンク紫といろとりどり。季節の動きが可視化されている。そのスピードに驚くけれどここまでやってきた自分のいろいろを信頼して過ごそう。