コロナ禍でオンラインのセミナーが増え、録画視聴のセミナーも増えたので、なかなか勉強できない認知行動療法のセミナーにでた。
私が病院で働いていた頃はこんなに実践家によるセミナーとかなかったから、患者さんと一緒にベックの本とか読んで、やってみましょうか、という感じでやっていた。
それはそれで役立った方もいらしたし、私の方がよくわかっていないから二人で「・・・・これこう書けばいいのかな・・・困りましたね・・」とかいう感じが役に立った方もいらした。
今回セミナーを受けて改めて色々調べたけど、認知行動療法はツールの充実度がすごい。
模擬面接を見て、活動の記録表が書きにくい場合とかこういう病状だとやらないほうがいいとかこういう場合はこういう認知再構成とか、これが出てれば自分の場合は行動実験などなど具体的に伺えてよかった。何を扱うのか、どのように扱うのか、具体的なエピソードに基づいたアセスメント、ケースフォーミュレーションが大切なのはどの療法でも同じね。あとやっぱり認知行動療法は状況、気分、考えなどを数値化したり可視化するから変化できる自分を感じやすいかもしれないと思ったし、治療者同士が話し合うときに自分のやっていることがどこに向けられているかを共有しやすい印象があった。
なんにしても認知や行動を「ほどよく」していくというのはお互いコツコツやっていくものですね。
今日はもう雨降らないかしら。紫陽花ももうだいぶ色あせてきたけどそれもそうですね、もうすぐ7月です。