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読書

2月29日(木)

足元の小さなヒーターが一生懸命作動している。ありがたい。とはいえ寒さもピークを過ぎただろうか。相変わらず真冬のモコモコした服装で出掛けてはいるが。iphoneの天気予報を見た。帰る頃には雨マークも。乾燥が解消したり花粉が飛ばないのならそれはそれでいいことだ。雨の日の靴選びに、というより空模様を読めないせいで雨に弱いスニーカーを履いていて何度も失敗している。それを解消しようと長靴だけが増えてしまった。適切な時に履かなければ意味がないのだが空模様が怪しいぞというときは長靴を履いてしまうようになったら失敗は減った。大雑把に対処していくのはオシャレではないが不快でない方がいい、私の場合。今朝はカラスの声が大きい。ゴミの日じゃないけど。いや、ゴミの日ではないからか。

水村美苗の『日本語で書くこと』を読んでいた。好きなんだ、水村美苗の文章。2009年に出版されたエッセイ集に少し加筆修正がなされて2022年に文庫化されたものだ。装丁は安野光雅。小説を書くことについて書きながら自由自在に本の案内もしてくれている。色々と読むべき本はあるがこういう本に出てくる本は特に信頼して読めると思う。私は手当たり次第に本を読んできたが結局はこういう本に出会うのであってまずは王道と出会うことで歴史を知るということが大切なのだろう。途中、読書に耽っていたらこんな時間になってしまった。今日も長い。頑張ろう。一日得した気分の二月でも気は抜けない。明日から三月。もう手遅れかもしれない、という気分にもなるがまだ遅れてないからなんとかしよう。長靴はこう。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生