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精神分析

境界とか存在しそこないとか。

暑い。すごい陽射し。眠い。今日はどんな1日になるのだろう。

いろんなことは起きてから考えればいいかと思うが考えて対処できるならしておいた方がいい、とも思う。しかしその対処が必須なのかしなくてもどうにかなるものなのかの境は難しい。境といえば最近境界例をétat limiteというと書いたけどその前にもフランス語のlimitéは境界で訳されることが多いのか?と思うことがあった。もちろん文脈にもよるだろうけど境界ってぶち当たる感じが弱まる言葉だと思う。でも実際、いろんな境界は曖昧だからただ線をひくみたいな言葉のほうがいいのかもしれない。精神分析で難しいのは境界という言葉が中間的なものを想起しやすいことだと思う。フランス精神分析における境界例は中間という意味は含まないといちいち書かれている印象がある。最近はラカンづいていてエクリも英語とフランス語で勉強してる。そこにmanque à étreという言葉がでてきるのだけどこういうのをきくと「おー、フランス現代思想」と思ってしまう。フランス語も現代思想も中途半端にしか知らないくせにイメージって不思議。「存在しそこない」と訳す。ネガティブなほう、不在のほうを強調するのがそれっぽいと思ってるのかもしれない。たしかにこれは必要かどうかを考える場合、そういう側面を意識しないと盛り込む方向になるのでシンプルに考えていきたい。

それでは熱中症に気をつけて一日無事に過ごしましょう

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生