ゴミを捨てに行ったら隣のマンションの人が多分コンビニから戻ってきた。みんな朝早いね。夜が長い、これから寝る、という人もいるのかな。部屋が涼しくなってきた。この部屋のエアコンは効きが悪い。昨年から壊れているのかもなぁ、という気配を感じるけどこのくらい機能してくれるならまあいいか、という感じもして使い続けている。エアコンは高いからね。リビングのエアコンは全く機能しなくなって取り替えた。これもなんかAIが喋るのが嫌なんだけど効き目はすごい。しっかし、色々高すぎて嫌になるね。
マルグリット・デュラスがエクリチュールの可能性について話しているインタビューを読んだ。『愛人 ラマン』L’Amantが1990年。シリル・コラールの『野生の夜に』Les Nuits fauvesも同時期では、と思ったら1992年。同じ人と見に行った。これらでフランス語を勉強するのもいいかもしれない。ロマーヌ・ボーランジェがとってもかわいかった。デュラスの『陰画の手』les mains négativesは十川幸司先生が岩波の『思想』で書いた文章と素材が一緒。続きが読みたいわね。ふと目をあげたら『星の王子さま』が目に入った。最近よく会うわね。毎日いる部屋なのにそこにいたのね。オフィスのカレンダーが安西水丸なんだけどなんと7月はLe Petit Princeの本が書かれていた。7月はフランス語の月なのかしら。いや、星なのかしら。これもシニフィアンの「横すべり」の例になる?だったら私は再現なくこうやって遊べてしまう。この前みたケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰、ナイロン100℃、結成30周年記念公演第二弾『江戸時代の思い出』がは精神分析の言語(フロイト&ラカン)に関心のある人には特にみてほしいのだけどこの「横すべり」が見事だった。北山修先生がメインで使う日本昔話が出てきたシーンも笑った。誰もが知っている物語はどんだけスピードあげて使用しても力があるし、そのスピードの変化で物語の質が変わるのも面白い。ほんと言葉だけで永遠に遊んでいられる、とか思う人が精神分析家みたいな特異な職業につくのかしらね。私は特にほかの持ち物がないけど言葉が面白くてしかたないからそんな卑屈にならないですんでるのかもしれない。ありがたいことじゃよ。今日も暑そう。東京の人は選挙行こうね、暑いけど。がんばろう。