カテゴリー
精神分析

テレビ

空が白い。雨はまだ降っていないみたい。風もあまりない。

朝からニュースを見てしまうと頭がぼんやりする。目も霞む。これはニュースと関係ないただの症状だろうけど。ずっとなにかしらの文句を言いながらテレビを見る人の話を割とよく聞く。私より上の世代がそうするのを子ども世代が不快に思っているという文脈が多い。そしてそれはごはん中の話として語られることが多い。ごはん中はその状況を避けることは難しいだろうかなあ。いやでも一緒に食べなさい、と言われることが多いだろうし。ごはん中はテレビ禁止の家もあれば、みんなで野球とか見る家もあるし、色々だが、耐え難い話として出てくるのは聞かされる(聞こえてきてしまう)言葉が差別的で攻撃的な場合。SNSで知らない人のヘイトに遭遇するのもきついが、家族という縛りのなかですぐそばで延々聞かされるのはさぞ不快だろう。反論すると自分にもそれを向けられるというパターンも簡単に推測できてしまう。外でごはんを食べるときにもそういう言葉に出会うことがある。よく聞こえてくるのは同僚とか上司とか一緒に働いている人の悪口だけど、時折大きな声で国の名をあげてひどいことを言っている人たちがいる。そんな場所だとせっかくのごはんもおいしくなくなるし、言わずにはいられない人たちってほんと、どうして、という暗澹たる気持ちになる。いろんなことを単純に、安易に決めつけてはいけない、なんて普通のことではないのだろうか。人はもっと複雑なはずでは。うーん。

なんだか今日はお天気と同じで気分がパッとしないな。トマトときゅうりを塩麹につけたけどね。明るい色の組み合わせは素敵。色々あるけどがんばりましょう。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生