ひんやり。昨日は半袖でいる時間が長かった。オフィスも蒸し暑くて除湿運転をつけたり消したりした。夜、外に出たら寒かった。道ゆく人は半袖の人が多かった。私は寒さ対策だけは怠らないのでしっかり上着を着込んでいた。冷房の時期でまたすぐに喉がやられそう。もうすぐ学術大会で色々喋る必要があるけど大丈夫かしら。健康になりたい。
昨晩、クリス・モーソンの『W・R・ビオンの三論文』を読んでいた。翻訳は福本修先生。福本先生の補遺付き。ビオンもだいぶ読み慣れたせいか、そんな新しいことが書いてあるとは思わなくなった。身近な先生のお話を繰り返し聞いている感じ。これは講演録で、原稿なしでビオンが話したものを書き起こしたもの。話すことと書くことの違いはすごくあると思う。講演や講義でのビオンはどっか苛立っているようでもあり、なんかイキイキしていていて好き。キーツのNegative capabilityがかなりしっかり取り上げられているからビオンのこれを引用する人は絶対読むといいよ。コンパクトな本ですぐに読めるし、なんて20年前は全然思わなかったと思う。意味がわからないままみんなでうちで読み合わせとかした。その後たくさん解説書も訳されたし、今は本当になんでも学びやすい状況でいい。一方、というわけでもないが、ラファエル・E, ロベス・コルボの『ビオン事典』は使いづらい。事典なのに索引がない。これ原著からそうなのかなあ。翻訳されたものをあいうえお順で並べているわけだから英語つきの索引は欲しかったなあ。索引ないからパラパラめくっていたら「原始ー現実対象」Prote-real objectの項目に「生気あるものと生気ないものとの違い」p95を参照と書いてあった。これ一つの項目になっているんだ、と思ってパラパラ。142ページに登場。ビオンのAnimateを「生気あるもの」と訳しているのね。ウィニコットのAlivenessとはだいぶ違う。こうやって使用しながら自分で索引作っていくのがいいかもしれない。
毎日少し先の駅まで遠回りしてお花を眺めてる。紫陽花がどんどん色づいていく道とまだまだ緑一色の道と。新宿中央公園は紫陽花の道があるけどそこはまだまだな感じだったな。亀たちは元気だった。相変わらず工事中で「私が愛でていたあの木はどこ?」とやや夢遊病のように木を探す気持ちもなるが季節の移り変わりを花々で知れるのは素敵なことだと思う。シモツケの咲く前がとても可愛くてたくさん写真を撮った。仁丹みたいな状態の時が一番好き。
今日はどんな一日になるかな。良いことありますように。
