カテゴリー
散歩

曇り。新宿中央公園。

カラスの声は大きい。今日も涼しい。曇り空だけど雨は降っていないみたい。そろそろ梅雨の準備をしなくちゃ、というかしたい。下駄箱の掃除をしたい、というかしなくちゃ。うーん。色々工夫したいスペースがあるけどずっと放っておいてるなあ。

散歩は順調にしている。といっても郵便局とか銀行とか行くついでに西新宿、初台、参宮橋あたりをぐるんとするくらいだけど。最近は花々や木々が楽しみだから薔薇がたくさん咲いている公園やいつもの新宿中央公園には結構行っている。

新宿中央公園のちびっこ広場にはいろんな国のいろんな子どもや親や人たちがいて面白い。この前は「やだ!」と鋭く大きな声を出しながら「ダン!」と足を踏み鳴らすのを繰り返している子どもがいた。というかこういう行動はよく見かける。「地団駄を踏む」というのはもう少しスピードがあるイメージだからちょっと違うかな。お父さんの顔をまっすぐ見上げなら「1ヤダ」につき「1ダン!」。そしてあの視線。断固とした意志。お父さんはいつものことという感じだったけど少し疲れた様子で赤ちゃんを前に抱えたまま「あと一回ね」と送り出していた。送り出されたその子もニッコニコというわけではなく怒った顔のままなんとも言えない声を発しながら滑り台の階段の方に走っていった。

はじめてこの公園にくる人たちもいる。「あんな大きいじゃぶじゃぶ池がある!」と赤ちゃんを胸に抱え、誰も入っていないベビーカーを押したお母さんたちが歓声のような声を上げた。7月になったらオープンしますね。またくる余裕がありますように。じゃぶじゃぶ池のそばには大きなタイサンボクが花開き始めた。大きな白い蕾たちも見えた。目線を戻せばシモツケも紫陽花もきれい。どんどん入れ替わる花たちがいつも楽しい。

砂場にはクジラがいる。どの時間にも静かに佇んでるそのクジラが私は好き。しょっちゅう写真に撮ってる。時間や季節や背景の色が違ってもクジラはひっそり。この前、楽しそうな笑い声が聞こえたので振り向いたら1歳くらいと3歳くらいの子供がちょこんと大きなクジラの背に乗っていた。ちっちゃい子の方が大興奮でお姉ちゃんのちょっとした仕草を真似ては笑い、お父さんお母さんを交互に見ては手をたたいて笑い、その笑いを向けられた方がそこまでおかしいのかという様子で困ったように笑ったりみんなで大笑いしたり実に楽しそうだった。

今日は曇り空の中、どこへ寄り道しましょう。新宿に行かねばならない用事があるが、ねばならないことはなんとなく面倒だ。別の寄り道をして紛らしながら行こう。どうぞ良い一日を。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生