まだ真っ暗。雨模様なのかしら。2日前は冬至だった。今日はクリスマスイブ。新宿西口の地下通路の「新宿の目」が点灯する日。1月4日まで。スバルビルは解体されたが、この目は残されていた。どこの所有なんだろう。学生時代、毎週日曜日はスバルビルの地下に集合だった。自閉症の子どもたちと奥多摩に行ったりした。奥多摩といえばNetflix「ラヴ上等」の舞台。終わってしまった。時間がないない思いつつ全部見てしまった。恋愛リアリティショーを完走したことがないが、これはすごく面白かった。甘えたいという気持ちに真剣に向き合ってほしいというのは基本的なニード。真剣に向き合うというのは馴れ合うのでも要求に応えることでもない。出演者たちは怒るのも早いが泣くのも笑うのもそのまんまな感じ。セキュリティもメンターもつけながらのMEGUMIの企画。子ども食堂も出てくる。
年明けのセミナーに出ようかなと思って指定の論文をチェックしたら長い。英語でこの分量は機械翻訳使っても相当時間取られるからな、と思ったけど「ラブ上等」にかけた時間があれば普通に終わるだろうとも思う。でも娯楽にかける時間はこうやって比較に使うものではないので少し読んで考えよう。内容はウィニコットも引用されているプレイの論文だから興味深い。寒いからせっかくの休みを勉強に費やしてもそんなに残念な気分にはならないだろうけど。臨床例がどのくらい載っているかで決めようかな。私は講義プラス事例検討よりも事例検討したあとに理論の連動を探求する方が意義深いと思っているので、私がやっている初回面接の事例検討グループでもそうしている。基礎的なことを自分で言葉にしていくって本当に難しいということを知ることも大事。そういうのに慣れていくことも。論文に事例があるとそれができるからそういう論文の精読も好き。そういえば、昨日、精神分析系の思春期に関する本を読んでいて、その翻訳が本当に読みにくかった。理論的な部分ではなくて臨床例のところが。映画の日本語吹き替えみたいだった。そういうのに慣れている人はいいかもしれないが、私はそれをさらに日常語に変換しないといけないのが辛くてすぐに読むのをやめてしまった。出版されてすぐ読んだときはそんなに気にならなかったと思うのだけど時代かな。私の意識も変わったから引っかかるのかもしれない。今年一年、いろんなことがあった。予期しないこともたくさんあった。予期しないことが起きることは知っているのにどうにもできないことばかりだった。どうにか考えようとしたことは悪くなかったけれど。今年もあと少し。体調には十分気をつけて過ごしましょう。
