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精神分析

欲望形成支援とか。

まっくら。夜明け待ち。とてもよく寝た。途中何度か起きたがよく寝た感触をもてたあとだった。しかし、寝ても寝てもあくびはでるものだ。

昨日はつり橋を歩いた。すごく怖かった。そのあとにのぼった急斜面よりずっと疲れた。気持ちの疲れって本当に身体にでる。「つかれたつかれた」いうのが楽しいあいだはまったく問題ない。

遊びにでると車掌さんやお店の人などいつもみているような人たちの行動をみるのも楽しい。土地が変わるというだけで色々違うものだ。

色々な不具合を抱えながらそれぞれが動ける範囲で、自分がそれをしたいかしたくないかという基準で生活する余裕ができたらいいのに、と思う。私の仕事は「どうしたいのか」をきく仕事だと思っているけど、これをきかれると人は本当に黙る。これがほしいあれがほしいということはなんとなくわかっていても基本的な人生の欲望をきかれるとわからないものなのだ。漠然と夢を語ることだって難しい場合もある。「それをしたのか」ときくと「そういうわけではない」と即座に応えることはできるのに。

欲望形成支援、といったのは國分功一郎さんだったか。國分さんであれば欲望ということばは精神分析的な意味で使っていると思うが、精神分析家は思ったことをいうために自分が思っていること、つまり無意識に開かれ委ねることを訓練でしていく。思ったことをそのままいうってその意味では本当に難しいことだし精神分析状況以外でそれほど必要な行為とも思えないしすべきとも思わない。すべきかどうかわかるためにも訓練が必要だがしてしまうときもあるのが難しい。精進せねば。

今日は多くの人はおやすみかな。そうでない人も穏やかな年末を迎えれてますように。