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精神分析

日常

水分の多そうな空。昨晩、オフィスのビルを出たらタイルが濡れていた。やっぱり雨になったんだ、と思ったが降ってくる雨粒は見えない。もう降り終わったのかな、と傘を取りにいくことはせず屋根の外にでたらポツポツと雨があたった。夜は降るといっていたし、傘を準備しておかないとと思っていたのに出るときには忘れていた。でもいつも通り「このくらいの雨なら」と歩き始めた。結構な雨の日も「これくらいの雨なら」と傘を取りに戻らず後悔することもあるが、昨晩は本当に大したことがなかった。桜を散らさずにいてくれたのかもしれない。今、どこも花たちでとてもきれい。少しの遠回りで見たこともない景色と出会える。オフィスのそばの新宿中央公園の整備をなんともいえない気持ちで日々眺めてきたが、新しく植えられたたくさんの球根はそれはそれで可愛らしく、昨日は咲き始めたチューリップの写真をたくさん撮ってしまった。毎日、雨でも早足で歩いていてもつい足を止めて写真を撮ってしまう。大地震など自然災害への支援も足りない中、同じ人間のせいで「普通の」日常にも燃料不足の影響が生じている今、次々花が咲くからキリがない、と思えるのはとても幸せなことだが。これが束の間でありませんように、と願う。

朝ドラ「ばけばけ」が素晴らしいラストを迎えた。高石あかりの演技は最初から最後まで素晴しかった。「ヒロイン」という言葉より似合う言葉がありそうな気もする。「たあいもないスバラシな毎日」の幸せを私もだいぶわかるようになったが、自分ひとりではどうにもならない難儀なことばかり。「あんぱん」では「あなたならできる」と夫をひたすら信じ続け、励まし続ける意志の強いヒロインだったが、「ばけばけ」ではそれはもう一人の主人公、吉沢亮に託された感じがあり、高石あかりは反射神経の良さと情緒的にのんびりな部分の緩急が素晴らしく、ものすごく苦労している面を強調するでもなく、本当にただ日々を積み重ねている中で少しずつ変わっていく面白く悪意のないヒロインだった。特に結婚前の日々の表情の変化は楽しく、毎日明るい気持ちにさせてもらった。日々を積み重ねること、難儀なことばかり、とぼやきつつもスバラシにしたい。今日は全国的に暖かくなるみたい。と言っても北国は寒いのかしら。深刻な、深刻な社会情勢の中、みんな元気に過ごせますように。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家