曇っている。これから晴れるのかな。光ってるグレー。もう10月3日になってしまった。オフィスのパソコン(Windows)を持ち帰ってよくわからなくなってしまったフォルダの整理をしようと思ったのにアダプターしか持っていなかった。帰宅してバッグを開けたらいつものMacBookが出てきてびっくり。君はオフィスのパソコンと交換こされて置いてこなかったっけ。私はこの子を一度出してそのまま戻すという作業をしたわけか。馬鹿だな。こういうことはよくあるので「ああまたか」と小さく失望してやや開き直って過ごすことになるわけだが夜遅くまで仕事して帰ってきてまだ仕事しようとしていたのがおかしい。どうせしないで持ち歩くだけになったりしていただろうに。自分に小さく期待してしまっているのだろう、そういうときは。大方裏切られるとわかっていても。自分に自分が。
10月13日(月)はそういえば祝日か。「スポーツの日」だって。10月10日は「体育の日」でお休み、というのをなかなか修正できない。月曜日にお休みを集められたのは助かるときと困るときがあるね。精神分析関係でいうと13日(月・祝)は藤山直樹&十川幸司主催の小寺財団の学際的ワークショップがあるらしい。四谷三丁目の小寺財団セミナールームで。今年のテーマはオープンダイアローグ。申込の締め切りは過ぎていても連絡してみるといいらしい。
オープンダイアローグ(OD)は今やオンラインでもたくさん紹介されている。主な紹介者は斎藤環、高木俊介か。ヴィゴツキー研究者の神谷栄司「オープンダイアローグの理論的基礎」という論文はセイックラが引用したバフチンやヤクビンスキーの対話論、ヴィゴツキーの側からOD理論の精緻化を試みている。学部生時代にヴィゴツキーのファンになったのでこういうの楽しい。今回の小寺財団学際的ワークショップのゲストはOD紹介の第一人者、斎藤環先生。社会的ひきこもりでも有名だけど、昨今のいろんな名付けによる症状理解を見るに「社会的ひきこもり」という用語はいいかげんに使えない感じがよかったような気がする。今回はひきこもり研究ラボなども立ち上げている精神分析家の加藤隆弘先生もゲスト。登壇者が男性医師ばかりだから参加者もそうなるのかもね。藤山先生と十川先生は医師というより精神分析家の仕事が主か。
今は斎藤先生が代表なのかな、わからないけど青少年健康センターとか、いのちの電話のデイケアで「ひきこもり」の状態にあるみなさんと週一回とか一緒に過ごしていたけどほとんど男性だった。自閉症の人たちの施設もそうだった。今はどうなのだろう。
保土ヶ谷の坂の多い街の古いアパートだったと思う。あの日々で私は横浜の坂の多さを知った。その後、横浜の看護学校で仕事をするようになったときも似たような地形を歩きながら当時を懐かしんだ。もう記憶もおぼろだが、私はあのアパートの居間しかいたことがない気がする。常勤スタッフの方がいつもウェルカムでいてくれて楽しかった。そこでその日のお出かけの計画を立てていろんなところに行った。カラオケとか室内スキーとかも行った。いろんな経験をさせてもらった。スタッフさんが車で連れていってくれるのだけど神奈川だったから私はつい「ダイナミック! ダイクマ 」を口ずさんでしまってそこから生まれた一瞬の交流は今でも思い出すとほっこりする。当時は今以上にいろんなことが口をついてでてきてしまっていたから気づいたら色々伝わっていて失敗も多かったけどそういう瞬間も多かった。あのCMソング、今はどのくらい通じるのだろう。
今日もがんばりましょう。良い一日を。
