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精神分析

オフィスのビルあるいは駅までの景色

昨日は夜になっても昼間のままの雲が空に残っているかのようだった。夕方、日没直後の月をオフィスのビルから眺めた。一瞬外に出て中に入った。

換気扇をつけると窓がぴったりしまって開かなくなる。気密性が高いというのかもしれないけど給気と排気のバランスが悪いともいえるか。

今日は変な時間に起きてしまった。私が寝た頃に届いたらしいメッセージをスマホで読んだ。紹介した本について嬉しい言葉が書かれていて著者でもないのににっこりした。

朝はまだ静かで車の音も少ない。バタバタする必要もないのに色々してたらフルーツを食べる時間がなくなってしまった。そこにあるのに食べられないとなんだかとても残念な感じがする。自分のせいなのに。

駅までの道に不思議な木があって、ずっと枯木のままでいるのに一気に花が咲く。咲けばメインは桜とわかるのだけど藤とかいろんな花が絡み合ってて一つの塊でいろんな季節感をだしてくる。今も名前がわからないけど知っている実をつけた蔓のような緑が葉っぱの布団から這い出してきたかのように伸びている。

ピンクの芙蓉の花は大きな5枚の花びらをうまい具合に重ならないようにふんわり広げきれいな色のお皿みたいな場所に花柱を突きあげている。芙蓉はふわふわと色んな方向をむいているがひまわりというのはみんな太陽の方向をきちんと向いていて私が虫だったとしても失敗せずに辿り着けそう。お互いに生き延びるために優しい設計でありたいものだ。

余裕がないことを忘れていた。動き出す景色の中へ私もでかけていかねば。まだそれほど気温は高くない。暑さ対策も冷房対策もぬかりなくお大事に。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生