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精神分析

鳥、本。

西の空がきれい。うっすらオレンジ。秋色なのかも。風は入ってこない。鳥たちが元気。東京は住みやすいかい?緑はあるけど山に入ったときに聞こえる鳴き声とは聞こえ方が違うよね、当たり前だけど。自然災害のときは鳥たちにとってどこが一番安全か、というより自然災害以前に自然を破壊してしはいけないね。ごめんよ。本来キミたちが住むはずだった環境とはもう出会えない時代の鳥なのかもしれない。私は戦争を知らない子供たちの一人だった(もう大人になってしまった)のだけどこれは知らなくて幸運だった。でもその影響は法や制度や時代の態度を通じてものすごく受けているということを今になって学ぶ。昨日は橋川文三『ナショナリズムーその神話と論理』である程度浮き沈みした気持ちとなるほどそう考えられるのかという頭になってから原武史の『平成の終焉』を読んだ。図書館にちょっと寄ったからそこで。私は原武史の鉄道の本が好きで持っている。天皇制に関する原毅の記事は新聞とかで読んできたので内容は想像の範囲内ではあったけどものすごい圧力の中で書き続けているということをあとがきから感じた。天皇制について語ることをタブーにしてはいけないね、こうやって戦ってくれる人がいるのだから。橋川文三の本も見たかったけど見当たらなかった。みる棚や検索の仕方が間違っていたかもしれない。今日は立花隆編『南原繁の言葉 8月15日・憲法・学問の自由』を持ち歩く。ちょっと読んだけど明快。精神分析の本を読みつつ、IPAという精神分析の組織のニュースなどを訳しつつ、1日のほとんどを臨床に費やしながらこういう本を読む。安易につなげない読み方を意識する。今の時代を生きているということを意識する。ほとんどのことは無意識だけど少しずつ繋いでいくための言葉を育てられたらいいなと思う。