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読書

土曜朝

あれ?月がいない。きれいな三日月を予想してカーテンを開けたのに。多分この窓から見えない空にいるのだろう。お天気が悪いわけじゃなさそうだから。

想像のつく夜桜を見に来たわ 池田澄子

という感じにはならず。

今年、2025年はジル・ドゥルーズ生誕100年、没後30年なのか。私がドゥルーズを読み始めたのは國分功一郎さんと千葉雅也さんの対談からだと思うから2013年かな。結構読んだなあ。何も覚えていないけど。昨年は福尾匠『非美学──ジル・ドゥルーズの言葉と物』も話題になった。私には相当読み慣れない書き方の本だったけど、著者の考えの相手となっているのが東浩紀、千葉雅也、平倉圭というまだ身近というか同時代の思想家なのは助けになった、というか著者にとっても参照すべき相手が身近にいるというのはすごく刺激的だったのではないか。なんかそういう書き方に感じた。

昨日は「おでん」という兼題で俳句を考えていたのだがオグデンを読んでしまった。英語で読んでいるので「これ本当にこんなこと言ってるのかな」と自分の読解力を疑いつつも「そうなんだよ、そこ気になるでしょ」とオグデンと対話したつもりになった。途中で何度も「おでん」のことを思い浮かべ「なぜ今私はオグデンを読んでいるのか」と考え「おでん」からずらしているわけか、と分析した。人間の行動はこういう言葉遊び的なものにかなり影響を受けていると思うのであながちおかしなことでもないだろう。おでんを食べながら読めれば実景で作れたかもしれないが今日が締切。ああ。自分の作った俳句に驚いてみたい。いつもあとから読むと「自分で作ったのにわけわからない・・・」となりがち。精進しませう。良い一日を。