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精神分析

時代

しっかり寝た気がするが外の光の移り変わりを見ながらウトウトしてる間に見た夢に虫が出てきたのが嫌だった。ややコミカルであったが。と書きながらその前に見ていた夢を一瞬思い出したがどこかへ消えてしまった。今朝は少し涼しい。

それにしても朝は目が見えない。週末、いろんな友人と老眼の話をした。付き合いが長いとお互い目がよかったこととか元々悪かったこととか色々知っているし老いのあれこれを実感を持って語ることが増えるのか。若い頃には知らなかったな。いつもお世話になってきた先生に講演会で思い出話をしたといったら「そういう年齢に」と言われ、まさに私が言いたかったのはそこなので笑った。こんななのに思い出話するようになっちゃったよ、と少しおかしい。東畑さんとか私から見たら若い心理士たちのいっていることとかに触れたときに世代差を実感した。「先生の時代は」とか言われることも増えた。「はいすくーる落書」の話が通じた同世代は THE BLUE HEARTSのTRAIN-TRAINがそこから出てきたのを知っているかどうかだよな、みたいなことを言っていて面白かった。その頃の尾崎豊について同世代と少し下の世代の実感が異なるのも興味深かった。私は尾崎が死んだ日のニュースを寮で同じ歳の子たちと見たのでその日の異様な雰囲気を覚えている。泣いている子たちもいた。週末の講演のためのメモは私が影響を受けてきたというよりは通り抜けてきたテレビや本のことが多かったがそれらはほとんど使わなかった。薬物の観点からも時代の話はできる。歴史というのは面白いのだ、なんて実感もここ10年くらいの間に生まれた。老いると自分語りが増えるのは仕方ないことなんだな。そうそう、週末、学術大会ですごく久しぶりに揃った昔の職場の先輩たちと当時、嘱託でいらしていた元管理職の教職のみなさんがいかに体力があったかということも話した。私たちはまだその先生たちの年齢においつていないけど、すでにあんな元気はないことは確定している。

週末は平井靖史さんのベルクソン理解を早く読み直したいな、ということを何度か思った。時間のことをあれこれ考えたからだろう。今朝の夢のことも考えたい。が、6月いっぱいの締切も一つ思い出した。ぼんやりしているうちにすぐ月末になるだろうから忘れないようにしたい(当たり前だが)。

こういう時間に読もう。どうぞ良い1日をお過ごしください。

☆日本精神分析協会学術大会にご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。来年まで元気に過ごしてまた精神分析のことをお話ししましょう。☆

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生