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精神分析

Netflix『ラリー・フリント』をみたり。

北側の窓がオレンジ色になった。でもすぐにグレーに溶けた。なんでだろう。この時期の日の出。どうなっているんだろう。今はうっすら水色に雲。始発前なのに空だけはもう一日を始めている。人間の場合、これからようやく眠るという人もいるのだろう。

起きたとき固まって動かなかった左手に強い痺れがきて元に戻った。痺れがくるうちはいい、と思うのは前に神経の麻痺で全く動かなくなったことがあるから。その状態への適応は早かったが不便だったことに変わりはない。なので動く身体であってほしい。

久しぶりに朝にコーヒーを淹れた。麦茶もまた作っておいた。筋トレも久しぶりにできそう。

昨日、時間ができたのでNetflixで『ラリー・フリント』を見た。ポルノ雑誌の出版、編集を手がけるラリー・フリントの活躍(?)と表現の自由をめぐる激しい法廷闘争を描いた映画。実話ベース。監督は『カッコーの巣の上で』のミロス・フォアマン監督。戦争とSEXを映像と共に比較する演説シーンは強力だった。そして何より主人公の妻を演じたコートニー・ラブが強烈で悲しかった。カート・コバーンのことも思い出しちゃうし切なかったな。主演のウディ・ハレルソンの器用さはもとより弁護士役のエドワード・ノートンも本当によかった。後半の法廷での語りもこの人の実直さあってこその名演説だった、というわけではないのか。実話ベースだから。実際にこんなに忍耐強く頭の回る弁護士がいたのだね。頭が回り、柔軟だから忍耐強くいられるのかもしれない。

なんて書いている場合ではない、と今ふと気づいた。どうしてこんなに焦ったり困ったりしているのにこんな呑気な時間が訪れてしまうのだろう。昨日、初回面接を検討するグループでも世代を超えて協力しあうような話し合いができたし、なんか楽しい気持ちになっていたせいかもね。今日からまた1週間、がんばりましょう。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生