おしゃれ着洗い用洗剤(商品名以外だとなんて言えばいいのだろう)で洗った服たちを外に干した。一番太陽に近い服が光を纏っている。服も日焼けしちゃいそう。陰干しの方がいいのだろうか。でもこの日差しを無駄にするのもイヤ。出かけるまで我慢して、と服に対して思う。
8月初め、浅虫温泉に泊まってブラブラしていたら久慈良餅店という看板を見つけた。地元のお菓子らしい。惹かれた。ホテルの数軒先に店を見つけた。立派。永井久慈良吉餅店という。あとで寄ろうとホテルに戻り翌日浅虫水族館へ行った。そしたら水族館のショップにも久慈良餅が売っていた。出来立てが運び込まれているようだった。地元の連携はほかのシーンでも目にしたが地方では特別なことではないだろう。いや、地方に限ったことではないだろう。私の住む小さな街の商店街でもその店のパンやコーヒーを同じ街の別の店でいただけたりもする。大切なことだ。久慈良餅の賞味期限は製造日入れて7日間と書いてあった。食べたいけどそれなりに重量のある羊羹のような包みで一人分に切ってあるような包装のものはない。お土産にするにしてもみんなに切り分けてすぐに捌けるような職場はないから7日間だと難しいかなど考えながら水族館の帰り道に永井久慈良餅店へ寄った。線路沿いの小さな道の方にも小さな入口があった。作業着のままお店の人が出てきた。迷った挙句、この後の行程も考え久慈良餅を諦め「板かりんとう」というもうひとつの名物を買った。それを今食べている。危険。かりんとうは止まらない。しかも歯が割れやすい私はまた歯医者さんに呆れられてしまう。でも美味しい。なるべくそっと噛む、といってもそっとじゃ噛めないので力を入れる。おせいべいとかかりんとうとか硬いものが噛む歯があるからこそのお菓子なんだから耐えられるはずというか耐えて。どうしてかりんとうってこんなに美味しいのだろう。「板」って珍しい。
しまった。高橋ユキさんの記事を読みふけてしまった。『現代思想』からの抜粋。
「なにとぞ執行猶予を」被害女性は耳と鼻から出血…再犯のDV男をぬか喜びさせない名物裁判官が放った“衝撃の一言” https://bunshun.jp/articles/-/65086
すごい。事件内容もひどいし裁判官もインパクトあるが高橋さんたち傍聴マニアの人たちの視点がとても興味深い。実際に見ている裁判の数が違うから大抵はこうなるものがそうならないときの見方の細やかさや驚きが半端ない。そしてそれを書くのもうまい。
もう準備しなくては。今日もいろんなことがあるに違いないけどなんとかできるものはなんとかしていきたいものです。どうぞ良い一日を。