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関心を向け続ける、「なごみ」の活動

昨晩、帰宅したらゆうパックが届いていた。前にも書いたが相馬広域こころのケアセンターなごみのセンター長の米倉さんご出演の教材DVD「被災地の依存症者への関わりから読み解く~生きることを支えるヒント~」だ。東日本大震災、原発事故から13年を経た2024年に映画になったドキュメンタリー「生きて 、 生きて、生きろ。」の 出演者の方のご協力のもと、なごみのスタッフが依存症の方の回復までどう関ったかをいくつかの過程に分け、それを解説とともに教材として編集したものだ。試写版を見てとても勉強になったので購入した。Amazonと日本電波ニュース社より発売されている。継続的なアウトリーチの実践が多くの方に共有されますように。支援者の皆さんは特にチェックしてみてほしい。

また、明日4月12日(土)23時からETV特集「心の扉をたたき続けて~福島 アウトリーチ支援の現場から~」が放映される。NHKのウェブサイトにはこう紹介されている。

「原発事故から14年、今なお癒えぬ心の傷を抱え生きる人がいる。福島県南相馬市の「こころのケアセンターなごみ」では、看護師や精神保健福祉士、社会福祉士など多職種の専門家が連携し、被災者宅を定期的に訪れるアウトリーチ(個別訪問型支援)を継続、人に寄り添い続ける心のケアの現場に密着した。相馬市の「メンタルクリニックなごみ」では、原因となる出来事から半年以上経って発症する遅発性のPTSDに苦しむ人を取材した」

こちらもぜひ。震災後、私もボランティアに行かせていただき「なごみ」のスタッフの方々と一緒に仮設住宅を周り、集会室のような場所でみなさんとお話したり運動したりした。津波以前の景色を全く知らない私は全てが流されたあとに広がった青々とした草地をきれいと言った。そこの以前の姿を聞いて言葉をなくした。どの被災地にも多くの方が訪れ、話すことを続けられますように。

【ETVホームページ⇒https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/schedule/

今日は早朝から窓を開けている。しまい忘れたサンダルが風に飛ばされ雨に濡れていた。今日も不安定な天気らしい。相馬はどうだろう。春が来ているだろうか。能登は?暖かい日は増えてきただろうか。能登からの報告は瀬尾夏美さんの活動から知った「のと部」で私はチェックしている。関心を向け続けることの大切さを私は実感している。また話をしにいきたい。