今朝は寒い。暖房をつけた。顎が外れたみたいに開いた吹き出し口から風が勢いよく出る音が聞こえはじめる。色々やって戻ってきたらモーター音が弱まるのが聞こえた。ちょうどよく暖まったがPCで作業するために冷えとり靴下を履いた。暖かくなる電気足置きマットも買ったがあまり使っていない。むしろ100円ショップで買った小さな踏み台の方が活躍している。そこに足を置いて距離を地面と距離をとる方が効果的な気がする。台自体が冷たいのでそこからも着る毛布の足元を調整して距離をとるけど今朝はベッドに着る毛布を置いてきてしまったからちょっと冷たい。靴下のおかげでそのうち忘れるだろう。ぼんやりコーヒーを淹れていたら溢れそうになった。慌ててドリップパックを持ち上げると思ったより多くは入っていなかった。今朝も善行のCafe花笑の焼き菓子。今日はベリーティーパウンドケーキ。さっぱりしていて美味しい。「さっぱり」って「して」よりも「していて」とか「した」とかのほうがしっくりくる。状態をしっかり言ってあげたい感じなのかしら。それとも文法上そういうものってこと?あるいは耳慣れているから?
昨日1月24日の俳句日めくりカレンダーの俳句は
寒卵一つ怒涛の前に置く 中村正幸
季語は寒卵。「かんたまご」と読む、と知っていたのになぜかぼんやり「カンランひとつ」とつなげて読んでしまってなんかリズムが、と思って「ああ、寒卵じゃん」となった。最初からそう書いてあるじゃんね。ダメな俺だぜ、と思うと軟式globeの「そうだよアホだよ」が思い浮かんでしまう。なぜかYouTubeで流れてくるからたまにみてうけている。小室ファンだったからか?
さてこの一句がなぜか気になりいつもはしないのに調べてみた。そうしたら同じ作者で
絶海のしづけさにあり寒卵
が出てきた。雰囲気が似ている。中村正幸は昭和18年愛知県生まれ。平成12年から「深海」を創刊し主宰を務められているとのこと。この二句を見ると「寒卵」がまるで美術作品のように見えてくる。直島の海の前に置かれた草間彌生の「南瓜」みたいな。あれは台風で壊れてしまったけど復元されたらしい。この「寒卵」はハンプティダンプティみたいな脆さもないだろうなあ。すごく逞しい。今みたいな一番寒い季節に産まれた卵。新宿の京王百貨店では物産展「石川・福井 物産と観光展」が始まった。売り上げの一部は被災地に寄付されるという。29日まで。ぜひ行こうと思う。