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精神分析

カンバーグとか。

寒い、眠い、ウトウトを繰り返しているうちにこんな時間。小さなクッキーを半分食べた。あとでうなぎパイも食べる。お茶はすっかり冷めてしまった。先日、岡野憲一郎先生の「行動化」についての講義でオットー・カンバーグのことを久し振りに聞いた。アメリカの大御所精神分析家でありボーダーラインの治療といえばカンバーグだった。1928年生まれ。まだお元気。岡野先生が講義で話された臨床体験は私も初期に体験してきたものであり当時の臨床は身体的にも相当なエネルギーを使ってとても大変だったが若かった自分には必要なハードさだった。今はエネルギーがなくなった分、病理の理解とか動きのパターンとかが身についているのでコンパクトに動けるようになった。昔は「若い」というだけで頼りなくみられることに複雑な気持ちを感じたこともあったが実際頼りなかったと思う。経験しないとわからないことだけれど臨床は経験するしかないことだから真摯にやっていればそのうち遅ればせながらという形にはなってしまうけど色々わかるようになるよ。日本の心理臨床は幅広過ぎて自分が何をしているかわからなくなってしまいがちだけど経験を積み重ねるというのは自分が何をしているかわかるようになってくるということなので頑張ろう。特定のアプローチに沿ってやっていない人も多いわけだけどそれはそれでそういうアイデンティティとして自覚できるわけだし、まずは現在の自分って何者?今後どうなる予定とかどうなりたいとかある?と問いかけておくことが大事なのかもね。労働環境を変えていくのも自分たちだし。

精神分析家候補生を志す皆さんには

I’d like to introduce you to a book.
Otto F.Kernberg writes a one chaper of this book..
The title of the book is
“ Dear Candidate: Analysts from around the World Offer Personal Reflections on Psychoanalytic Training, Education, and the Profession.”
This book is a good guide to candidates.

なぜ突然英語かって他の人に送ったものコピペだから。英語は使えないと本当にダメだなということで英語でやりとりするグループを作ったの。高いお金かけて国際学会とかいったのに観光だけになったら本当にもったいないし先がそんなに長いわけでもないから精神分析家になって、訓練分析家になってというプロセスをたくさんの人と交流しながら積み上げていけたらいいな。私はそんな感じ。みんなはどうだろう。今日もがんばりましょう。能登だけでも早く春が訪れればいいのに、と思うけどせめて春の気配だけでも感じさせてくれるものがあるといいのに。花粉とかは嫌だけど。難しい。春を待てる気持ちになるような実質的な支援ができるだけ手厚くされますように。どうぞご無事でお過ごしください。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生