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精神分析

西村賢太「疒の歌」、深瀬昌久展など。

二度寝してしまった。いつも途中一度は起きるけど今日はきちんと2回寝たという感じがする。今朝の地震、またかと思いながらいずれくるであろう大地震のことを少し思った。映画「日本沈没」は私が生まれた年の映画で小さい頃に再放送?ビデオ?かなにかでみたがいまだ思い浮かべるのは特定の一場面だ。誰かと離れるということ、小さな私にはそれが一番怖いことだったのだろう。

西村賢太「疒の歌」を読んでいる、とnoteにも書いた。やまいだれって自動変換ででないからウィキからコピペ。「疒」。私にはもっとも馴染みのある部首ですね。臨床、という言葉はそれと共にある言葉だから。

本当にあったことを嘘のこととして細部を積み重ねながら書いていきたいなと思って読んでいるが、西村賢太はすごいな。というか貫多、十九歳、すごい。面白い、というのもなんだかだが「駄々っ子気質の完璧主義者」、めんどくせーと思いつつこういう人いるいる、自分にもあるある、となる。共感したくないがせざるをえないというのは精神分析で防衛解釈をされたときの感じだ。直接言われないだけマイルドだから面白がっていられるが。

あ、深瀬昌久展のことを書こうと思っていたのに。場所は恵比寿の東京都写真美術館。写真は本当に面白いな。うつすものがなければ始まらないが時代と土地の力に圧倒されるのは文学より写真だ。写真家がカメラに憑依し一体化してしまうまでのプロセスを決して多くない数の写真なのに細かく見せられたような気がした。過剰さはないがインパクトのあるとてもいい展示だった。そこから色々と考えさせられたことを書こうと思ったが時間切れ。やることが多い。あれだけ嫌だった確定申告がはじめてみたら意外とあっさり終わったことに何か間違っているのではないかと不安を感じるがまあとりあえず出そう。何かあれば後から言ってくるだろう。何もありませんように。

それにしても今朝は地震が続く。どうかみなさんもご無事で。ご安全に。