霧雨。一品作っておこうと冷蔵庫を探る。作りながら窓をあける。今日はまだそこまで暑くない。でも食中毒が怖い時期だからすぐに冷やせるようにいつのまにか大量になった凍らせた保冷剤で包み込むようにする。
今朝は山梨県韮崎のお土産、萩原製菓さんの新府焼米という和菓子。武田勝頼が築いた新府城が焼けたときに軍用米も焼けてしまい、のちにそれを拾って食べたというお話から。米はいつの時代も大事。食べ物は大事。
昨日の朝ドラ「あんぱん」もよかった。戦争が描かれることは本当に大事。大切な人たちと離れ離れになるのが当たり前かのような日々、父親の面影を探すのぶにとって次郎さんはそれだけではない魅力をもっていた。写真撮っておいてよかったね、ピンボケでも。戦争を怖がるのではなく、不安が現実になるのを恐れ、子どもたちに教えるという大義名分のもと、考えることを避けてきたのぶに無理に直面化することなく、立ち止まることを教えてくれた大切な人。嵩とは近すぎたゆえに意地を張り、戦争が始まってなお頑なになったのぶはその言葉を受け入れることができなかったし、嵩も次郎さんのようにはなれなかった。でも戦地を体験し、千尋くんや幼馴染を失った嵩は今回は先延ばしにせず、のぶに会いにいく。思えばこの二人はいつもお互いの危機のときにじっとそばにいた。のぶは元気がないときは人の話をじっと聞ける。嵩のペースでしっかり紡がれる言葉はひろし先生とお父さんから受け継がれたもの。幼い頃、父との関わりを絵に残してくれた嵩がのぶの心に蘇った時間だったと思う。よかった、戦争が終わって。よかった、また会えて。テレビを消して現実にまた戦争が近づいているような不安を感じるけれどやっぱり戦争はあってはいけない。
今週末は時間が取れないので平日のちょこちょこした時間に原稿を書かないとなのだけどまいった。臨床のことであればそんなに切替いらないのだけど。まあしかたない。やれる範囲でやりましょう。
今日はこれから暑くなるみたい。雨は止むのかな。体調に気をつけて過ごしましょうね。