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読書

お茶、九段下、本

今朝は久順銘茶のティーバッグのシリーズからオレンジのパッケージの桂花美人茶。これ金木犀の香りがついてるのね、ほんのりと。お茶ごとにパッケージの色が違うのだけどどれもとてもきれいで置いておくだけで楽しいし美味しいから好き。

九段下のファミレスへ行ったら「武道館でイベントがあるから90分制で」と言われた。どっちにしてもそんなに長時間いないから大丈夫なんだけど武道館でイベントがない日は時間制限もないのかな。店内には外国の人がたくさんいた。なんのイベントだったのかしら。コロナとは関係なく長らくいってないなあ、武道館。最後に行ったのはいつだろう。aikoのライブかな。違うかな。人が集まれるようになってよかったですね。千鳥ヶ淵の緑がとてもきれいでした。

早朝から窓を全開にしているのだけど風がそんなに入ってこない。穏やか。

最近読んでいた本がそばにあるのだけどバラバラだな。

斎藤志歩『水と茶』(左右社)は句集。斉藤さんの句は情念を感じなくていい。あくまで軽やかにしかし丁寧に面白く日常を切り取る。

五十嵐大『聴こえない母に訊きにいく』(柏書房)は生活史ともいえるかなあ。聴こえない親を持つ、聴こえる子ども、コーダ(CODA)である著者が母からゆっくりと聴き取りをしながらその歴史を知ろうとするプロセス。そこに歴然と存在する差別。先日判決がでた優生保護法について具体的に実感を持って知るためにも多くの人に大切に読まれてほしい。

永田希『再読だけが創造的な読書術である』(筑摩書房)。読書ってどんな行為なんだろう、ということに関心がある人にお勧め。取り上げられている作品もいい。

又吉直樹『月と散文』(KADOKAWA)。10年ぶりのエッセイ集とのこと。常に仮人格と対話しては声を出さないじっとりしたちょっと意地悪な笑いを生み出す書き方は梅雨の読書にピッタリ。

風が入ってきた。洗濯物は外に干した。ノースリーブだとまだ寒い。はあ。がんばらねば。がんばろう。