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精神分析

カーディガン、チョコレート、いちょう並木のセレナーデ

窓の外がきれい。でも風が足りない。朝晩はだいぶ涼しくなった。昨日の帰り道、Tシャツの上にカーディガンを羽織っていたことを駅に着くまで忘れていた。冷房対策と夜の気温対策が同じ服でいけるという時期ということ。

誰かと会うたびにちょこちょこお菓子とか小物を贈り合うが、そろそろチョコレート好きの友人にあげられるかも。ずっと外にいるのでなければ溶けないだろう。棚に並ぶチョコを眺めてその人の顔が思い浮かんでも手にとれない時間が結構長かった気がする。だってここにこうやって書く程度には何度も同じことを思ったから。チョコレートは気楽に買える範囲では日本のチョコが一番おいしい気がする。DARSとか出たとき「あーこれおいしい」と思った覚えがあるし。アポロとかかわいいのも最高。あー。秋だからモンロワールの葉っぱのチョコとかもプレゼントにいいか。そういえばDARSのCMってオザケンだった。

オザケンはこの季節だったら

♪きっと彼女は涙をこらえて 僕のことなど思うだろ いつかはじめて出会った いちょう並木の下から♪

ですかね。 「いちょう並木のセレナーデ」。

仕事が全然進んでいない。隙間時間にひたすら訳すとかしないと翻訳の仕事は進まない。ウィニコット協会の抄録は絶対今日書こう。

そうそう、私がはじめて読んだウィニコットの論文は「食欲と情緒障害」(1936)だったと思う。今は精神分析家になられた妙木浩之先生が『小児医学から精神分析へ ウィニコット臨床論文集』の読書会をしていらしてそこに参加した初回が第1章のこれだった。私にとって最も印象に残っている論文でもある。もちろん内容的には重要論文と言われるものはこの本の別の章のものだったりするのだけどインプリンティングみたいなものだ。最初に出会ったものを親だと思う、みたいな。その後もよくわからないなりにウィニコットだけは読み続け、よくわからないからクラインとフロイトの購読会に何年も参加し、そこでいろんな分析家の論文に触れ、今は自分で読書会を持つようになったし、精神分析家になる訓練まで受けてしまった。同一化ってこういうプロセスなんだな、と事後的に感じているのが今。

とか言っている間に作業をしましょう。少ししか時間がなくなってしまった。なくなって、とうったら「な苦なって」とでた。テレパシー。今日は木曜日。なんとか過ごしましょう。