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精神分析

カマシ新作とか日本人であることとか。

黒蜜のフィナンシェ。美味しい。黒蜜、というだけで美味しいが本当に美味しい。色々入っているハーブティーと。熱々のを喉に流し込んでしまった。また火傷だ。熱かった。すぐに慎重になることを忘れてしまう。

夢を昼と夜というまるで一日スパンで語るのは違うと思う。覚醒と睡眠のあり方や程度にも色々あるから。そういえばKamasi Washington(カマシ・ワシントン)の新作『Fearless Movement』にアンドレ3000との「Dream State」という曲があってサックスとフルートが静かで不思議な世界を作っている。私のプレイリストではこの曲のあとにShabaka(シャバカ)の「End Of Innocence」が来る。最高だな、と思う。この二人にも柳樂光隆がとってもいいインタビューをしている。彼らがジャズミュージシャンとして自分のルーツやコミュニティのことを考え家族や他のミュージシャンをリスペクトしながら常に新しい場所へ向かおうとする姿には本当に励まされる。

シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語

カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック

GWは世界中の国の人が集まる国際学会でシドニーにいた。とはいえ、アジアパシフィック主催の集まりであったため参加者の大部分はその地域からだった。国内の学会とは全く異なり、各国の文化、歴史が色濃く反映された発表が多かった。予想していたことではあったが日本が他のアジア諸国に対してしてきたことを静かに突きつけられたような気持ちになった。必要なことだ。

私は候補生の集まりであるIPSOのパネルで各国からのパネリストのひとりとして発表をした。私は日本の精神分析インスティチュートの歴史を素材に、分断と呼ばれる状況に対して私たちがとりうる態度についてポリフォニーという言葉を使って考えを述べた。IPAのHarriet Wolfe会長もモデレーターとして参加してくださった。発表前日、彼女に自己紹介をする場面があったがそのときも当日もgood representationと褒めてくださった。彼女は前もって私の原稿を読んでくれていた。パネル本番でもいろんな国の参加者からとても温かなコメントをいただいた。とても嬉しかったが、他の国の候補生たちの発表に少し打ちのめされてもいたのでなんとも言えない気持ちになった。オーディエンスの一人にはそれを観察されていたようで気持ちを共有してもらったような気がした。こういう場で日本人の私が何を話せるのか、という迷いは簡単に話し合える類のことでもなく、歴史を学びながら時間をかけて言葉にしていく必要があると私は思う。私はその時代に生きていなかった、だから知らない、とは言えないのである。発表後、同じような逡巡を覚えながら別の発表をした友人と小さな声でそんな話をした。まだごく最近のこととして語られるそれらに私たちは耳を澄ませる必要がある。ジャズミュージシャンたちの語りに対してもそんな気持ちになるが、いつもどこでも励まされるばかり。今日は雨。今日も学ぶ。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生