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精神分析

いい時間

映画『落下の解剖学』をなんとなくみた。犬がよかった。犬は本当にえらいが大変だ。多分。子どもも。大変だ。多分。大人は都合がいいからな。

発表時間は15分だった。「5」という数字がみえて少しスキップしようとしたら両側から優しく止められた。映画で犬が言われていたように「大丈夫、いい子」という感じのことをいわれた気がした。その場面を友人が写真に撮ってくれていた。まんなかで少し笑う自分がほんとに子どもみたいだった。私は外国の人のこうしたスピードに結構びっくりしてしまうのだがたしかに力強くサポートされた感じがした。日本語で15分間の原稿を英語にしたらまったく時間内におさまらなかった。かなりスッキリさせてちょうど15分におさめて大会の担当者に送付したのが一ヶ月前。友達に「深刻な否認」といわれるほど無になることでやり過ごしていた。というかプリントアウトした原稿を持ち歩くだけで単に練習をサボっていた。発表の1時間前に会場のロビーのみんなに背をむける位置にある椅子で読んでみた。口がまわらない。やばい。読み終えてストップウォッチをみたら17分。ありゃ。早口になるともったいないから、と言われて減らしたのに。それがあったから「5」という数字をみて急がなければと早とちりしてしまった。本番はやはり早口になったのか急ぐ必要はなかった。両隣の二人は素早く優しくそれを教えてくれた。無事に発表を終えたあとのディスカッションもあたたかくHAPPYないい時間になった。感謝。

それにしても日本は暑そう。早く薄着になりたい。今日も良い一日になりますように。