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精神分析、本

読書とか。

昨日は一昨日の失態に気づき恥入り、さっきはやっちまったばかりとはいえすでに手遅れの失敗に気づいて落ち込んだ。起きてしまったことやってしまったことはしかたないし誰かに迷惑をかけたわけではないけれど自分でびっくりした。それにしても昨晩倒れるように変な場所で寝てしまった。日中、久しぶりにストレッチをしたのに。ストレッチ用のゴムを両手で引っ張りながら腕を背中側に回そうとすると途中で止まってしまう。コリコリと骨がずれるような音がする。少し勇気を出すとストンと後ろに落ちた。また骨がなった。何度もやった。脇腹も伸ばした。日中もその後少し眠ってしまった。首にも腰にも負担がかかる姿勢で。疲れを取るためにする動きで疲れてしまったのか。それってどうなんだ、と思うが仕方ない。やらないよりましなのだろう。

シドニーで会った人たちとSNSでもつながった。いろんな局面でハグしてくれた北米地域の優しい優しい人とも言葉を交わせた。そういえばシドニーで交流を持った台湾の候補生と台湾文学について話していて『亡霊の地』(著 陳思宏/訳 三須祐介)という本をおすすめしてもらった。彼らはそれを発表の素材にしているそうだった。読み始めてなるほどと思った。今と故郷での記憶を繋ぐ大きな家族の物語。それぞれがものすごい痛みと共に生きている。彼らを取り囲むものたちの描写が凄まじいが、私がまるで知らない世界ではない。以前凄まじい暴力の事例を「亡霊と生き直す」という題で書いたことを思い出す。冒頭、日本人がしてきたことに再び殴られるような数十文字に痛みを覚えたがされたのは私ではない。簡単に打ちのめされるわけにもいかない。読み続けた。犬もハエもゴキブリもスターフルーツも人間のどうしようもなさの全てをある意味華やかに彩っていて残酷で悲しくて近景、遠景、空想、今目の前の現実といろんな方向に揺さぶられながら読んでいる。もう半分以上読んだと思う。紹介されてすぐにKindleで購入したのだがページ量の感覚がわからない。昨年話題になった本らしい。

昨晩は遅い時間からフロイトの読書会があった。自分で主催しているものではなくアドバイザーとして呼ばれているものなのでなかなか難しいが新しいメンバーも入ってきたのでできる工夫をしようと思った。フロイトに読み慣れていない人は一緒に精読した方が良いように思うがそれは自分のグループでやれているから必要ならこっちにきて、と思うがそうではない方法でやっている会なので読み方から伝えているような、いつも同じようなことばかり言っているような気がする。せっかく読むなら、と思ってしまうのは大きなお世話なのだろう。

私はセミナーの資料を読まねば。アンドレ・グリーン「Travail du négatif」の序文「Pour introduire le négatif en psychanalyse」。休日はない。会議も続く。あ、でも楽しみな用事もある。るるるー。楽しみには力があるな。がんばりましょ。ちょうどいい暖かさになってくれますように。