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コミュニケーション 短詩

除湿、イベント、コロナ禍

湿気がすごい。除湿を除湿のためだけにつけたがやっぱりちょっと寒くなってすぐに消した。この部屋のエアコンは冷房除湿と衣類除湿とただの除湿がある。もう15年くらい使っているエアコン。リモコンに「エアコン」と書いてあることをさっきはじめて意識した。「あれ?これなんのリモコン?」ってなってしまう人がいるからかな。いないか。「温度」とか「除湿」とかいかにもエアコンらしい文字も書いてあるわけだしね。

昨年8月、東京公認心理師協会の地域活動に応募して松岡宮さんと心理士(師)向けのイベントを行なった。人数が少なかったおかげで本音をゆっくり話せる充実した時間になった。本音かどうかは本人が話してみてから「あー今日はなんか本音を話してしまった気がする」くらいな感じで認識されるものだろうからわからないけどそれがどのくらい建前っぽくないかはこの仕事を長くやっていれば人よりはわかると思っている。今年も松岡さんがお誘い待ってますとメールをくれた。毎日をなんとかやり過ごしている状態だったので自分からなにか企画するという行為自体忘れていた。やるなら夏休みだからそうしたらそろそろ企画出さねばじゃないか。

とまで書いていろいろ家事してきた。ハーブティーもいれてきた。雨の匂いも嫌いじゃないけどいっぱい降ってるとそれどころじゃないしね。

誘われればあっさりやる気が出て「コロナ禍を振り返る」にしようと返信。8月6日(日)10時からの予定。企画書書いたからそれが通れば今年も東京公認心理師協会のイベントになるし、通らなくても私たちのオフィスが主催するイベントということでやればいい。お互い個人で開業しているからそういうところが楽。

コロナ禍はすでに遠いだろうか。マスクをしている人はまだまだ多い。私もしている時間が長い。それでももうこの三年間はすでに遠い感じがしないだろうか。コロナ禍初期、これが過ぎた後のことをここに書いた気がするがこんなに長い期間になるとは思ってもいなかった。私はこの間、人間の本当にいやらしい部分に触れたようなこともあったがこのネット社会ではむしろそういう人がプチインフルエンサーとして信頼を損なわずに生きていけることも知った。理不尽な現実をいろんな書物の言葉を借りて説明できる人は理不尽なことをいくらしても「現実はそういうものだ」といえる強さがある。心身の搾取をしても事件化されなければさせたほうが悪いくらいの勢いで黙らせておしまい。それが現実、現実は理不尽なんですって。実際に身体に触れるような関係での振る舞いは外からは見えないけど外向けの言い方書き方振る舞い方が上手だとなんとでもなる世界があるらしい。コロナゆえの理不尽な出来事も多かった。東京に住んでいること自体が問題にされたことがこれまであっただろうか。昨年の松岡さんとのイベントでは「地域」という境界がいかに恣意的かとピキッとしたという話もした。今年もいろんな実体験を共有できたらと思う。

昨年はその一週間後に川柳作家の暮田真名さんをお迎えしたイベントも行なった。これも参加者に大好評。川柳のおもしろさは教える形式ではなく対面でまずは作ってみるところからなのだろうと思った。その後も暮田さんと親しく話すなかで昨年のイベントは楽しかったなぁ、と言ってくれたのでまたやろうかね、ということになった。日程はこれから。今回はやはり仲良しの蒼海俳句会の千野千佳さんもご一緒にみんなで駄弁ろうかということになっている。先日も伝えること、教えること、売ることにおける美意識というような話をしたのでそんな感じで。

楽しいイベントを楽しく過ごすために着々とやるべきことをこなしていかねば。毎日そう思いながら何も進んでいない。まずい。美味しいものを食べてもこの不味さはどうにもならないけどこれは理不尽でもなんでもない種類のものだから苦しまずにやりましょう。今日は足元気をつけてお過ごしくださいね。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生