今週の東京は銀杏の紅葉がピークでしたよ。オフィスの大きな窓から見渡せる明治神宮の森の黄色も輝いています。道も黄色い落ち葉でいっぱい。小さな子が小さい柔らかい手にこれまた柔らかそうな落ち葉を花束みたいに握っていて可愛かった。保育園のお散歩帰りに「みてー」と言われて振り向くとその子は小石を持ってニコニコ。意外!かわいい。「きれいね」とみんなでニコニコ。もう色々付き合いが長いなあ。付き合いが長い人がいると新しい人もなぜか昔から知っているかのように接してくれるから地域の活動はいいなと感じる。「ほら、あみ先生」と言われて子供たちもなんか知ってる人、みたいになるらしく、実際一年に3、4回しか会わないのに覚えていてくれる子もいる。2歳クラスになるとだいぶ記憶に定着している。私が安心して場に馴染んでいると向こうも外部という違和感を感じないですむのかもしれないね。いつも大変だけど楽しいよね、一緒に遊ぶの。保育士さんたちのお給料が上がりますように。あんな大変な仕事はなかなかないよ。男性が当たり前にいる職場だったらまた違うでしょうね。
昨晩も夜遅く帰ってきてすぐのフロイト読書会だったけどもう何年になるのだろう。『性理論三篇』を読んでるけどこれも何回目だろう。みんな臨床経験も積んで話し合いも面白い。落ち葉を滑らないようにフミフミしながらの帰り道、疲れたけどこれから読書会かあ、でも終われば元気になってるんだよなあ、と思ってたけど今回もそうだった。フロイトレベルの人をそうそう簡単に理解できるわけないのだけど臨床家という点ではそこそこ対等に話せるようになってるよね、きっと。精神分析を体験する人が増えたらいいな。この豊かな世界はやっぱり体験ありきというか体験というものがどういうものか教えてくれるから。
ひどい話だけど、実際は嘘つきで暴力的で悪口混じりの内輪話ばかりしている人が外ではいい人とか知的な人扱いされていたり面白がられているのを見たりするけどそういう人にいくお金が保育士さんにいけばいいのに。「生活のため」とかいってたけど「あれ?どなたとの?」って感じの人もいるしね。彼らはお互い自分が面白いと思う相手とばかり付き合っているから自分がそういう酷くてつまらない人になっていることに気づかなくて指摘されるとナルシシズムが傷ついてイライラしだしてさらに軽薄になったり傲慢になったりしてしまうんだな。大変。ナルシシズムは奥深いテーマではあるけどね。
さあ行きましょう。そうしましょう。まだ準備してないや。今日は金曜日。頑張ろう。