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イベント 精神分析 趣味

ルイーズ・ブルジョワ展、共有

きれいな空。まだ濃い。熱い紅茶が美味しい。

六本木の森美術館でやっている「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」へ行った。もっとゆっくりみたかったがエネルギーも足りなかった。かなり疲れたがとてもよかった。27年ぶりの日本での展覧会ということだが、私はこの人の名前は知っていた。彼女が精神分析に長く通っていたので精神分析の文脈で。ジュリエット・ミッチェルが結構最近も取り上げてきた気がする。そしてメルツァーとの共著で有名なメグ・ハリス・ウィリアムズも彼女について書いている。ジュリエット・ミッチェルはフェミニストだとは思うけど、精神分析的にはラカン派でもなさそうだし、いまいち位置付けがよくわからない。メグ・ハリス・ウィリアムズはメルツァーと共著を書くくらいだからクライン的に作品を解釈するわけだけど、私は今回実際に作品をみて乳房とペニスの結合はこうやって表現できるのか、とすごくびっくりした。布と糸を使うのも彼女の人生にはずっとあったものなのだろうけど意識と無意識をそれらで表されるとものすごく新鮮でちょっと考えてみたいことが増えた。

昨日はネット上でもみんな谷川俊太郎の話をしていた。本当にたくさんの投影をうけている詩人なんだなぁ、と少しおかしかった。普段の人間関係で共有というと片方しかそれを喜んでいない場合もあるがあそこまで歴史も長く懐の深い音の世界だと誰もが密かに好きでいられる部分をもてるのもいい。おおざっぱな判断と解釈はみんながいっていることを自分の発見として自分だけが満足となる場合が多いけど特別なときだけではない感覚は共有できなくても全然いいが表面的ではないのでじんわり共有できる場合も多い。谷川俊太郎の詩のように押し付けがましくなくいきたい。あれこれ大変だが今日もがんばろう。

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イベント 写真 散歩

出不精ながら

今朝は河口湖チーズケーキガーデンの特売抹茶ケーキ。チーズは入っていないから余った抹茶で作ったりしてお安かったのかしら。安かったんだって。ポロポロするけどそのポロポロもちまちま食べたくなる美味しさ。いい香りだし。河口湖の紅葉の名所「もみじ回廊」もそろそろかな。東京もだいぶ色づいてきましたね。立冬を過ぎたとはいえようやく秋になったのでアクティヴになりたいけどなんか暑かったり寒かったりで今日はお出かけ日和だみたいな気分にならないというか、元々出不精なだけだけど、色々行きたいな、と思うばかり。でもこれは行っておかねば、というものでオフィスから行きやすいところには立て続けに行きました。もっと寒くなったらいよいよどこにも行きたくなくなるから。

上原沙也加さんの台湾を舞台にした写真展は馬喰横山駅から数分。近いのに迷ったから汗かいたけどオフィスのある初台からは一本。

細井美裕さんの初個展「STAIN」は神宮前2丁目。神宮前にはオフィスから西参道を歩いて明治神宮へ入り、明治神宮を抜ければ着くのだけど神宮前2丁目は駅からちょっと遠い。千駄ヶ谷駅から行くのとたいして変わらない気がする。あの辺は好きな通りなんだけど私の中では目的なく歩いていると出るような場所で全然通りを覚えられず毎回迷い、今回もギャラリーのすぐそばを何度も通り過ぎて汗だくになった。なんでこの季節に汗かかなあかんのか、と思いつつ。

そして瀬尾夏美さんたちNOOKの事務所「Studio 04」でやっている「現代・江東ごみ百鬼夜行」。江東区西大島の大きな団地の一階。西大島も初台から一本。

どれも行ってよかった。世田谷文学館とかはもっと行きやすいのだけどちょっと変わったところにいきたい欲望も働いてしまう、でも行きやすいところ、と思ってしまうし。絶対行きたい展示があと二つあるけどこれらは遠くはないが面倒・・・。来年「美」について語る機会をもらったので美しいもの、こと、にはたくさん出会いたい、というか体験から考えたいが。

新宿中央公園が毎日きれいだからいいか。今日は雨なのかな。でも晴れてきたかな。いいこともあるといいですね。

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イベント

満月、白湯、李禹煥

窓を開けたら涼しい風が入ってきた。お布団は厚くしたけど服は夏のままでまだ大丈夫。朝はバタバタ動くからなおさら。今日の空はどんな感じになるのでしょう。昨晩は満月がピッカピカで信号待ちで空を見上げてたらいつのまにか隣の人は先に渡っていた。知り合いでもないのに追いかけるように渡った。帰り道はいつもみたことあるような人たちと信号待ちになるのだけど昨日は全然違った。いろんな人がいた。まだみんなシャツ一枚とかで薄着で金木犀が咲く頃はこんな服装だっけと思った。

最近は白湯がちょうどいい。とはいえ冷める前に飲んであちちっとなるのもいつものこと。私の美容師さんも同じことやるって言ってた。なんか待てないというか熱いの飲みたいんだよね、火傷するのに、と話した。

先日、千葉市美術館で思いがけず李禹煥の作品「刻みより」にあった。もうすごく前だけど高松の友達と直島の李禹煥美術館に行って大好きになった。あそこは安藤忠雄建築で作品とすごく合っていた。寄せ付けない感じとウェルカムな感じの両方を受け取った気がする。もっと別の言葉で友達には伝えたのだけど。李禹煥の作品にも似たような印象を持つ。「刻みより」は木の板の表面にたくさんの削り痕を残した作品なんだけど傷痕には見えない。むしろ森の樹の肌みたいな歴史と温もりを感じた。直島に行くフェリーにもまた乗りたいな。約束の場所とは違うフェリー乗り場で顔を覗き込まれて久し振りに会う顔に一瞬戸惑ってびっくり嬉しかった。友達は何度も直島に行っているのでいろんなところを案内してくれた。海も山も細い道も家も島の公共施設もバスも点在するアートも美術館も全部楽しかった。タオルを首に巻いて歩くことの楽ちんさも覚えた。今日はストール持ってこうかな。喉のいがいが一歩手前な気がする。まずい、と思ってすぐに気をつけると翌日は治ってるという繰り返し。ぜひこのままいきたい。白湯は白湯として熱いまま飲まないようにしよう。今日もいろんなお話をいろんな風に聞けますように。