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音楽

マグ、ヌバイア・ガルシア

洗濯物が思ったより多くて辛かった。というより早く次のことをせねばなのに、という焦りでそう思ったのかも。色々大変なんだ。この柿、美味しい。駅向こうの八百屋さんの。この街に越してきたときはすぐそばに八百屋さんがあったのにな。そのあとにできたお花屋さんとは仲良くしていた。そのあとには何ができたんだっけ。古いアパートの1階部分をいつでも撤退できるような簡素さで使っていた店たちだった。みんなどこかでお店続けてるかな。熱いお茶飲もう。今日はマグカップに緑茶を入れた。持ち手があるのにそうではないところを持ったらあちち。当たり前だ。湯呑みの底辺を熱くならないようああいう風にしたのも工夫だよね。マグの持ち手だってくっついてるのに熱くならないのだから不思議。はじめてこんなような形の入れ物ができたのってすごくすごく昔でしょう。土器から?最初は道具を使ってなかったのだものね。すごいことだ。小さいとき、みんなで雨に向かって口開けたりしたでしょう。自然に対する飢餓感と恵みを知る瞬間だったのかしら。そういえば子供の頃、学研か角川かどこか忘れちゃったけど漫画「日本の歴史」の日照りの場面はとても怖かった。ガザの水や電気はどうなっているのだろう。人がこんなに工夫ができるようになった時代に人を殺すなんておかしい。すごくすごく昔から言葉ひとつで人を殺せることはあったかもしれないけど、いや、なかったかもしれない。言葉はいつからこんなに暴力的なものになったのだろう。

音楽はいい。はずなのに、というか、いいものだから?いいものを攻撃するのは人間の原初的な心性なわけだけど加齢だけでは大人になれない。破壊と殺戮を繰り返してきたのは大人だもの。イスラエルの音楽フェスで襲撃にあったDJの方のyoutubeを少しみた。音が出せなかったから字幕で。もうなんともいえない気持ちになった。どうか少しでも早く普通の感覚を普通の生活を取り戻すことができますように。

昨日、blue note東京で初来日公演を果たしたロンドン出身のサックス奏者、ヌバイア・ガルシアのインタビューを読んだ。インタビュアーは柳樂光隆。媒体はRolling Stone Japan。来日前にもデビューアルバムを介したインタビューを再掲してくれていてそれでヌバイアのことを知ってデビューアルバム『Source』を何度も聞いた。来日公演の様子をSNSで知って私も行きたかったよーと思った。今回のインタビューはヌバイアが通り抜けてきた音楽ジャンルの多彩さに驚かされた。音源もたくさんで全部チェックする時間がない!のが残念だけどリミックス・アルバム『Source ⧺ We Move』が素晴らしくてずっと身体を揺らしてしまって仕事にならない。記事と一緒にいろんな音源チェックしてみて。今日の気分に合うものが見つかるかもしれない。

あと最近ずっと聴いているこれも柳樂光隆のインタビューで名前が出てきたThe YAYennings Quartetのデビュー作『Scott Ave』(2019)。軽やかで淡々としていて明るい。乱れなさの醸し出す明るさって仕事するにはちょうどいい。

さあ、今日もどうぞご無事で。東京は爽やかないいお天気です。みなさんのところはどうでしょう。どうかお元気で。