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あれはなんだったんだろう

願うことが罪だった

思うだけなら自由、とよく話す。「自信がない」と言われれば「自信があるって何」という。「そんなつもりはなかった」「それはそうでしょう。自分でわかっていることだったらこんなところいらないわけだし」。

あー人間ってめんどくさい。人間以降を想定しつつ実際にやっていることの浅はかさ。それを愛せるときも死んでしまいたくなるときもある。

あ、寺の森の鳥たちが飛び立つ時間だ。すごい声。空の一部を黒い模様が移動しては消え、また現れを繰り返す様子をみているときは内と外が反転しているような感じになりませんか。心に空を抱えこむように。ルネ・マグリットの絵のように。

相変わらず「あれはなんだったんだろう」に囚われつつも鳥と空までの手が届かぬ距離、つかず離れずの関係に別の可能性を描こうとしているのかもしれない、無意識的に。わからなさに慣れ衝動をこなそうと頭痛と不眠に悩まされた日々を無理に学びに変えることはしないでもいいけれど。「ただ一緒に」そう願うことが罪だったなんて思いたくない。そんなつもりはなかったんだから。それがあなたを傷つけたと言われれば申し訳なかったというしかないけれど。また沈み込んでいってしまう。

動かねば。みんなはどうかな。もう動けたかな。それともちょっとのんびりできそうでしょうか。それぞれなんとか過ごしましょう。今週も一日一日。