起きたら身体がバキバキだったが少し家事をしたら戻った。足のむくみがひどくて歩き方が変。ストレッチポールを早速サボってる。ただの椅子と化している。昨日はそのままウトウトしてドスンと落ちてしまった。あぶなーい。腰あぶなーい。怪我防止でやっていることで怪我するの良くない。日付が変わってから31日締切の原稿を送った。すっかり後回しになってしまっていたがなんとか出せた。パネルで出したものを学会誌用に文字化しただけなのだけど発表のときに好きに話してしまったから読めるものにするのに苦労した。日々丁寧に作業をしておかないとこういう苦労をするのですよ。知ってた。なのにーなーぜー。ビヨンセの新作COWBOY CARTERを聴きながらやっていたらノリすぎてしまって作業にならなかったのでジュリアン・ラージの新作にした。Speak To ME。今回の柳樂光隆さんによるジュリアン・ラージへのインタビューも勉強になった。戦前ジャズのお話。柳樂さんの勉強量もすごいけどジュリアン・ラージはなんであんなになんでも知ってるのだ、と思って読んでいると最後に柳樂さんが「なんでそんなに詳しいんですか?」と素朴に聞いてくれている。プロも驚くプロの知識。歴史に意識的である人は信頼できる。
昨日、blue note東京で初来日公演を果たしたロンドン出身のサックス奏者、ヌバイア・ガルシアのインタビューを読んだ。インタビュアーは柳樂光隆。媒体はRolling Stone Japan。来日前にもデビューアルバムを介したインタビューを再掲してくれていてそれでヌバイアのことを知ってデビューアルバム『Source』を何度も聞いた。来日公演の様子をSNSで知って私も行きたかったよーと思った。今回のインタビューはヌバイアが通り抜けてきた音楽ジャンルの多彩さに驚かされた。音源もたくさんで全部チェックする時間がない!のが残念だけどリミックス・アルバム『Source ⧺ We Move』が素晴らしくてずっと身体を揺らしてしまって仕事にならない。記事と一緒にいろんな音源チェックしてみて。今日の気分に合うものが見つかるかもしれない。
かわいいといえば暮田真名さんの川柳に「かわいい」という言葉を使ったものがあったがなんだったか。(「かっこいい」だった!in『ふりょの星』左右社)暮田さんが「暮田真名以外」というアカウントに載せているstand.fmのラジオが秀逸。やっぱり頭がいい。声もいい。喋り方もいい。淡々とした一人漫才も面白い。一人喋りがこれだけうまいのだから漫才もできちゃうだろう。というか漫才の才能がある人は一人喋りがうまいのだろう。なんてことない出来事の一部を広げていくしかたが新鮮ですごくいい。記憶力もいいのだろう、というか暮田さんはとても頭のいい人だと知っている。川柳に記憶力は必要ないと暮田さんはおっしゃると思うのだけど辞書に載っていない言葉を含め、語彙力は絶対に必要だと感じる。あと軸のブレなさ。教え方とかもびっくりするくらい上手なのですよ、暮田さん。誰にでも通じるものにする工夫をずっとしている気がする。川柳をというよりあの教え方を体験しにいくのもいいんじゃない?と思ったりする。それにしても暮田さんの文化は新しい。最近「くるり」の新譜が出たが「くるり」くらいだと共有できるのかな。ブルース・スプリングスティーンは共有できないかも・・・。知識としてはできるけどこの熱狂とかあの想いとか。最近、柳樂光隆のプレイリスト「for Joshua Redman”Where Are We”」に大好きなブルース・スプリングスティーンを発見して再び聞いている。柳樂光隆さんの記事を読むようになってよかった。自分の音楽の歴史が想起されたことに驚いた。記憶力ないのに。Netflixでは今も『SPRINGSTEEN ON BROADWAY』が見られる。『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』(早川書房)と繋がってるんだと思う。この本はファン必携。かわいい赤ちゃんのときの写真から始まりますよ。赤ちゃんはかっこいいとはいわないよね、あんまり。行動にはいうと思うけど。そうか、彼女は「かわいい」は見かけのことというか全体を表す言葉としてはしっくりこなかったのかもな。
柳樂光隆のnote更新のメールがきた。先日、Rolling Stoneに公開されたジャズハープのブランディー・ヤンガーへのインタビュー記事がとてもよくてnote 「review is a diary」に課金した。オンラインの記事に課金することはほとんどないのだが哲学者の千葉雅也、ノンフィクション作家の高橋ユキの文章にはしている。それぞれリサーチもすごいし対象に対して真摯、誠実な書き方はお金を払ってでもというよりお金を払って読んで大切にしていきたい。
今回の柳樂光隆のnoteは「about SF JAZZ COLLECTIVE:21世紀LAジャズの拠点(6,800字)」。