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精神分析

冷やし中華、アルキビアデスなど。

お土産の紅茶のクッキー、すごく美味しい。とってもいい香り。レモングラス&ジンジャーのハーブティと。Tea with Tea.あったかい。寒い日でなくてもあったかい飲み物はおいしい。暖房をつけなくなってからどのくらいの日々が過ぎたのだろう。私は半日だけ外のクリニックで働いているけどそこは暖房と冷房の切り替えが全館共通だから気温の変動が激しい季節は調整が難しい。いつだったか少し前のすごく暑かった日にもまだ暖房しかつかず冷蔵庫じゃない、扇風機で対応したりした。なんで今冷蔵庫を先に思いついたのか。冷たいつながりとはいえ。昔、冷やし中華めぐりをしようとなったのだけどそんなに行けなかった。その後も今年こそはと話すもののそんなに行けていない。ということを先日思い出して特に暑くもない日に冷やし中華の看板を見かけ、入ってみた。そこはお皿の半分はレタスという感じで量が多くないのは助かった。まずいわけではないのだけどなんか物足りない。それこそが冷やし中華の特徴だったりするんだっけ。具材と麺のバランスの問題?これまで美味しいなあと思った冷やし中華ってタレが絶品だった気もする。麺はパスタ以外そんなに食べなくなったから自分がどんなものを好んでいたかも忘れてしまった。量を食べられないから残しちゃうのが申し訳なくて。ということは家で作ればいいんだよね。冷やし中華なんてもう何年も作ってないけど考えてみたら全然難しくないのだし。そうだそうだ、自分で好みのタレを作ってちっちゃい冷やし中華を作ろう。

毎日仕事時間が長いから帰り道になると疲れちゃって音楽聴きたくてもイヤホンを出すのがめんどくさいし本を読みたくても集中できないしでぼんやり電車を待って、乗って、再びぼんやりする。でも本を読むのが習慣になってしまっているので首にぶら下げた(これも省エネ)iphoneでkindle開いて適当に開いたページを読んでみる。文字が頭に入ってこない。疲れてる。ということで適当に別の本の適当なページを開いてみる。やっぱり無理。ということを繰り返していた。ふと「アルキビアデス」の文字に目が止まった。愛と欲望の話はややこしいけどアルキビアデスには笑ってしまう。なんとなくおかしく読んでいたらラカン登場。そうだ、これはラカンの本だった。今私はなんの本を開いたのだっけ、とkindleを確認したら『ラカンと哲学者たち』工藤 顕太著(亜紀書房)だった。久しぶりに開いたな。プラトンの『饗宴』でも最後に登場するのがアルキビアデスだと思うけどこの本もこの人で締めるのね。ソクラテスの強力な欲望を前にしたアルキビアデスの幻想など、という感じか。どっちもどっち、という感じもするが、欲望という点では。愚かなのはアルキビアデスだけど冷静に考えれば私たちが近いのはこっちでしょう、多分。というか、とソクラテスの悪口を書きそうになってしまった。よく知らないのに。よく知らない人のことを悪く言ってはいけないね。でも好きになるのだってよく知らないうちに、むしろよく知らないからこそ好きになったりするのだから知る知らないはあまり関係ないかもね。実際と離れたところではじまってしまっている関係に踊らされちゃったりするのが私たちだものね。マッチ先輩の「愚か者」が脳内を流れてしまう。そういえばこの前、ある先生と「抵抗」の文脈で音楽の歴史について話した。先生が音楽仲間とポップミュージックの歴史の話をしたんだよ、と言っていて、私はその比較でジャズの歴史の本にこう書いてあって、など話した。面白かった。朝はやっぱり夜より元気なんだな、こんなこと書いちゃって。今朝は音楽はまだ鳴らしていない。何聴きましょうね、今日は。柳樂光隆が紹介していた尺八奏者の方のYouTube面白かったな。尺八を吹き始めたジャズミュージシャンのシャバカのアルバムは彼らからみるとどうか、というお話。プロはすごいな、と毎日何かしらで思っているけどこの青木さんたちもすごい。力抜けてる感じもプロって感じがする。はあ。今日も長いぞ。がんばろう。