早朝、うっすらピンクがかったきれいな空を見られた。ほろほろとした雲がたくさん浮かんでいた。これからお天気下り坂とのこと。
サランラップが途中でちぎれてしまい悪戦苦闘していたのをそのままにしておいたせいで今朝も時間をとられた。菜箸もたくさん使ってしまった。菜箸も計量スプーンも長い年月の間に増えていったが大体使う種類も数も決まっているのに今朝はいろんな手順を間違った、というか手際を考えていなかった。テレビを見たりフロイトを読んだりしながらなのがいけなかった。一気にざっと作業しないとどんどん余計なことをしだして時間がなくなる。習慣づいてきたはずだったのにまだまだだな。果物がたくさん届いて冷蔵庫が豊かなのも調子を狂わせたのかもしれない。が、嬉しいから調子狂うほうを許容していきたい。
昨日は『新・精神分析入門講義』第三一講 心的パーソナリティの分割を読んだ。その辺につながる
French Psychoanalysis: Contemporary Voices, Classical Texts Series、Contemporary Psychoanalytic Practice by Andre Green、chapter6.The enigma of guilt and the mystery of shameの記述はこの辺。適当だがメモとして訳をおいておく。フロイトが罪悪感をいちづけるためにせねばならぬと思っていたことは以下、とアンドレ・グリーンはいう。
a. 罪悪感を、ある審級(agency)にひもづけること
b. それをエロティシズムを超える構造の中に挿入すること
c. それが生じる病理に関係した役割を果たしうることを認め、親のイマーゴ(エディプスコンプレックス)との関係によって解明される人類学的枠組みに配置すること
これらを行ったのち、フロイトは(間違いなく死の欲動概念の帰結として)理論に 超自我(superego) を導入した。当初、超自我と自我理想は明確に区別されていなかった。この理想中心的な含みは理論に影響を与え、密接な関係がもたらす影響を超えてその射程を広げた。両親の批判的影響は、彼ら自身の両親の理想や倫理的価値の痕跡を帯びている。この含意はその後、さらに広い文脈に組み込まれた。実際、フロイト最晩年の欲動理論に見られる対立項の先鋭化、すなわち、生と愛loveの欲動 、そして死と破壊の欲動という対立は、心的装置の内部で生じる変容の範囲を大きく拡げた。それ以前は、個体がさらされていたのは、欲動の組織化と自我とのあいだに生じる内的葛藤だけであった(というのも、自我がリビドーによって投資されているというだけでは、自我の特性すべてを十分に記述したことにはならないためである)。しかし今や、二つの心的過程が導入された。すなわち、互いに大きく異なる 欲動関連の葛藤 と、複数の自我同士の関係から生じる自我間の葛藤である。後者はしばしば、世代間で価値が伝達される場面や、個人が自らの性(sex)に応じて結ぶ関係において現れ、それらがどのように両性性(bisexuality)に影響するかに関係している(Freud, 1923b)。欲動関連の葛藤は、抑圧を通じて解決を求める一方で、世代差に由来する葛藤は、抑圧の部分的、一時的な停止を伴う同一化の選択から生じる。これらの宙吊りが、葛藤を異なる光のもとに置き、異なる退行的解決を提供する。あらゆる欲動は、部分欲動(部分対象に結びつく)から性器性欲genitalityへと進むその過程において、その起源によって刻印され続けると言える。一方、エディプス段階へと向かう同一化は、全体性のイメージへ近づくことで大きく変容する。死の欲動の導入は、罪悪感の理論に対しては間接的な影響しか持たない。フロイト晩年の欲動理論の妥当性を評価しようとするつもりはないが、彼が 破壊性(destructiveness)にますます大きな役割を与えるようになっていったということだけは指摘できる。
こうしてフロイトは、多くの疑問を宙づりにしたままではあるが、しかし本質的な答えを与える一つの解決に到達した。この過程の最も明確な定義は、『新・精神分析入門講義』第三一講 心的パーソナリティの分割に見いだされる。
以上、引用のところの訳おしまい。ここで引用されるフロイトの記述も簡潔でいいが、そのあとに引用される「文化の中の居心地悪さ」(1930)は罪悪感、超自我の起源を考えるなら超重要文献。宗教、というか文化に対するフロイトの考え方を示す論文だが、そのなかでそれらについて細やかな議論が展開されている。超自我には隠しようがない、みたいな表現が何回か出てくるのも面白い。
ということで今日、木曜日もがんばりましょう。夜は雨かあ。必要だけど傘が面倒ね。忘れないようにしなくては。











































