カテゴリー
精神分析

ドキュメント72時間を見たり。

少しひんやり。昨日も夜は寒かった。信号待ちで隣にいた人たちは私よりずっと薄着なのにずっとなんでもない感じで立っていた。

昨晩、テレビをつけたらNHKのドキュメント72時間をやっていた。今週は「気仙沼・酒屋の物語」。おかみが「私の手から夫が流されていって」と口調も変えずに言ったあたりから涙が止まらなかった。いろんなことを思い出してしまった。お酒に関しては依存症や身体の病気という文脈だけでなく、様々な個人的なエピソードを聞いてきたが、漁の安全と豊漁を願う酒という文脈もあるか、と酒というものについてその成り立ちからあれこれ考えてしまった。私の生活に海は全く身近ではないから、東日本大震災の被害はなおさら呆然とするものだった。彼らはずっと喪失を生きている。はじめて震災のこと話した、とこの前会った友人が言っていた。その人の実家は被災地でご家族のことは時折聞いていた。でも私はその人がそ自分がその日どうしていたかをはじめて話したことに衝撃を受けていた。たしかにはじめて聞いた。東京であの地震を地続きで感じながら家族の状況を把握し、慣れ親しんだ土地を想像し続けることは遠くで地震の話を聞いた、という体験とは全く異なる。ドキュメント72時間は単なる断片とは異なるものを見せてくれるから前から好きだが、15年たった今の語りをこうして何気なく伝えてくれたのもとてもよかった。

旅好きの友人に色々教えてもらってなにも進んでいない旅準備が少し進んだ。やることというより考えることが多すぎて歩みが止まっているが各種締切を恐々確認せねば。今日もなんとか過ごしましょう。寒暖差で体調崩さないようにしましょうね。

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家