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隙間勉強(こども)

今年も平均週3時間程度、保育園を巡回して相談をうける仕事に割く。もう10年以上続けてる。園数は徐々に減らしてもらっているけど。0歳から2歳までか、0歳から就学前までの園。こどもをとりまく状況や見立てのための視点は常にアップデートが必要、ということで隙間勉強。Gesell Instituteの研究で子どもの発達自体は以前と大きく変わっていないことがわかったというしエリクソン、ピアジェ、コールバーグの理論もいまだに有効。特に新しく勉強すべきは脳の発達と民族的アイデンティに関することとテクノロジーの影響。ジェンダーの恒常性は6歳で確立するとされているけどそれまでの性の発達が安全な環境でなされているかには特に目配りが必要。大人は子どもよりも明らかに力があることを忘れがちだから。そんなつもりはなかった、悪いこととは思わなかったという人の外側にいるみなかったことなかったことにする大人たちにもなってはいけない。その子の親でなかろうと保育士でなかろうと自分に子供がいなかろうと自分の体験がどんなにつらかろうとやってはいけないことは普通にやってはいけない、それが支持され、当たり前とされる集団を目指すような援助って実はとても難しい。まずは知識の伝達、ということで勉強。

河津桜の実

作成者: aminooffice

臨床心理士/精神分析家候補生