さっきまで面白いくらい鳥が賑やかだったのに少し遠くへ行ったみたい。今朝はいただきものの薄い黄色の柑橘と二宮の小さなケーキ屋さん「菓子の里」のレーズンサンドを熱い紅茶と。こういうのは間違いなく美味しい、とレーズンサンドを見るといつも買ってしまう。私の美味しいレーズンサンドの代表は小川軒の「レイズン・ウイッチ」。あと六花亭の「マルセイバターサンド」。新宿の地下道を歩いていると京王デパートの真ん中の入り口あたりで期間限定で有名店のお菓子を売っているのを見かけるのだけどそこに時々どちらも登場する。北海道のお菓子は北海道展とかよくやるし購入しやすいけどいつどこで見てもほしいお菓子がたくさん。バラで売ってくれたらもっといいけどそういうのは「菓子の里」みたいな街のお菓子屋さんで買うのがいいか。「菓子の里」のレーズンサンドはサクサクとしっとりがちょうどよくてとても美味しかった。絵本に出てきそうなお店だったな。たくさん歩いていると小さな素敵な出会いがたくさん。一方、最近旅先でのお土産やさんでは有名なお土産が一つずつ買えたりして自宅で色々試せるようになった。でもきっとまだ気づかれていなかったり地元の人には大人気とかのお菓子もあると思うし、お菓子行脚はやめられません。
この前、Netflixで『グッド・ドクター 名医の条件』を久しぶりに見たら話がとても進んでいた。そんなに長く見ていなかったのか。これは自閉症の外科医ショーンを中心とした医療ドラマ。患者との関わりを通じて浮かび上がるそれぞれの育ち、葛藤、そして成長をゆっくり描けるのはショーンが主人公だからこそ。ショーンの戸惑い、怒り、悲しみ、興奮、誰の手にも余る豊かな情緒がそれぞれの脆い部分を動かすし、それぞれのキャラを際立たせる。ショーンの一見奇妙な行動をチームのみながケアとは違う必要性と想像力で理解しようとする筋立てもいい。希少な病気を扱ったりもするのでそれも興味深く、人間の身体ってすごいし、それによってあらわになる人間模様も複雑だ。犯罪や信仰なども顕在化する場所だし。
信仰といえば土居健郎『甘え・病い・信仰』(創文社) で土居が引用した聖書の部分が面白かった。これは『土居健郎選集』全8巻のあとに出版された一冊。で、長崎純心大学キリスト教文化研究所における長崎純心レクチャーズ第3回1999年10月25日~10月27日の講義を加筆、修正した本。電子版もある。土居健郎は聖書も「甘え」で切ってしまう。「甘え」という概念を正確に理解しないと土居の言っていることもなんでもかんでも甘えかよとしか受け取ることができないかもしれないがい、土居は概念を説明ではなく生成のために使っていることも強調していると思う。このくらい具体性を持った抽象概念の使い勝手は悪くないが適当に使えば概念としての価値は落ちる。臨床に使える概念として少しでも息を吹き込めればいいなと思う。
ここまで書いて眠くなってきてしまった。まだ時間はあるが電車が混む前に出かけよう。今日の曇り空に八重桜が映えるでしょう。皆さんもどうぞ良い一日をお過ごしください。

