今日もいいお天気、かと思いきや夜は雨とのこと。
この前、蕎麦屋に行った。冷たいお蕎麦を楽しみにいったのに親子丼を頼んでしまった。冷やしたぬきがはじまってたからそれにしようと思ったのにねえ。食べながら俳句を作ろうと思い狭い店内をそっとながらじっくり観察。「はい、今お伺いしますね、すいません」と親切そうで働き者の店員さんが途切れない客にお茶やら水やら蕎麦やらカレーやらを運んでいた。高いところにテレビがあってワイドショーをやっていた。テレビを見ようとすると隣の人がこちらを向いてしまうので、違うの、私はテレビを見てるの、と思いながら見るのをやめた。テレビでは花火の特集をしていた。今は、というか今も、というかいろんな花火があるのね。昔、大きな花火大会用の花火を作っていた人の話を聞いたことがある。なんだかすごい世界だったことだけは覚えている。蕎麦屋の椅子は小さくて背もたれが低くてみんなが大きく見えた。目線の先の棚には赤い板と赤茶っぽい重箱と少し変わった形の竹っぽいセイロみたいなものがたくさん積んであった。それらはいろんな人に運ばれていくお皿とはどれも違っていたし、私の親子丼も丸い陶器のお茶碗に入ってきたからもう使っていない道具たちなのかもしれない。赤い板は出前の名残かな。あれをバイクに重ねてそれらの器を乗っけて出前していたのかな。今はもう出前はしていないようだった。ビールが入っている透明な冷蔵庫の上には大きな招き猫一匹と小さな招き猫匹がにっこりしていた。二人がけの小さな机の向こうのやはり背もたれの低い椅子には新聞があった。私よりあとからきた高齢の方が慣れた様子でそこから新聞をとっていった。4人がけテーブルで悠々と新聞を広げて読んでいた。良い昼だ。すると私の隣の人も新聞に気づいたらしく立ち上がってとっていった。特にそこが新聞置き場なわけもないのだろうけどなんとなくそこに置かれている日だったのだろう。隣の人はいつものそばが季節ものだったらしく「冷やし中華に切り替わっちゃった」と言われ「おビール」と冷やし中華を頼んでいた。「おビール」という言い方懐かしいな、昼間からビール、良い昼だな、と羨ましく思いながらたくあんを噛んだ。冷やし中華のお皿は和風だった。お蕎麦屋さんのカレーも美味しいけど、お蕎麦屋さんの冷やし中華ってなにかそば要素はあったっけ。でもいいな。食べてみたい。最初に新聞を持っていた人はそばとミニカレーのセットを頼んでいた。どのくらいミニなんだろうと登場を待っていたら思ったより普通サイズだった。その人は新聞をたたんで少し離れたところにおいて蕎麦をすすりはじめた。すると私の隣の人もさっき私よりに雑においた新聞をちょっと自分の方に寄せていた。良き。お金を払う場所はまだ透明な衝立があってもしかしたらコロナで出前やめてしまったのかな、とふと思ったりした。店員さんはみんな丁寧で、常連さんも多いみたいだった。私が行った時間はお昼には少し遅めだったので店員さんがお客さん家族に挨拶しにきたりしていた。三人家族だったけど子供が小さな頃から知っているらしい。
とあれこれ観察はしたが俳句を作るのを忘れていた。だめだ、こりゃ。
今日は忘れ物しないようにしないと。いい1日になりますように。

