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マン·レイとか。

まだ暗いですね、と思っていたけど明るくなってきましたね。ずっと暗いままということはない国に住んでるんだなあ。白夜とかも体験してみたいけど寒い地域なんだよね。極夜というのでも真っ暗ではないのかな。空ってほんとみてて飽きない、とかいっている間にどんどん時間が過ぎていく。しんどいけど動かねば。

いろんなことが起きていますね。思うことはたくさんあれどそういうときこそじっとと思う。自分のことではないことを簡単に利用しない。直接向かってくるモノに思考停止にならないようにどうにか持ち堪えてからなんとか出す言葉は拙くて受け取ってもらいにくいかもしれないけれど(インパクトばかり強くなりがち)たやすく誰かの言葉にのっかったり断片的に発散したりしていつのまにか自分のほしい言葉ばかり求めてたみたいになるのは思考停止と変わらないように思うから。いろんな話をして違いを感じることでネガティブな衝動に突き動かされるかもしれないけれど違うのは当たり前なんだからそこにとどまって時々行動化しながらも内省しているうちにでてくる相手への気持ちを諦めずに言葉にしていく、そして相手のそれも受け取るという関係を築いていけたらいいのだけど。

神奈川県立近代美術館葉山館で開催中の『マン・レイと女性たち Man Ray and the Women』をどうしても観たくてポカンとあいた午前中に突然行ってきた。素晴らしかった。ほとんど貸切のお部屋をゆっくり巡り最後の展示室にいく頃にはため息がでたりニコニコしてしまったり豊かな気持ちになった。マン・レイが愛した女性たちとの軌跡にはシンプルに「愛されるって本当に素敵」と思った。双方が対等にそれぞれの人生の一時期を愛し合って過ごし心が離れ別れ傷ついても別の関係を続けていく、結局ずっと支えあってる、そういうのってきちんと愛し合った結果でしょう?いいなあ。政治、戦争、亡命、個人ではどうにもならない時代を生きた人たちを魅力的に描き、写し、オブジェに仕立てていくマン・レイの作品はこんなにもよかったっけ。ここでの女性たちはセクシュアリティをあまり感じさせない。見られる対象としてではなく個人の親密な関係ならではの眼差しを十分に感じさせてくれる展示だったと思う。

はあ。海もよかったよ。空と区別なく。サーファーがありんこみたいだった。またどこかいきたい。とりあえず今日もなんとか。