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散歩 読書

日記

先日、編集者の天野潤平さんのツイートを見て聞いてみた小沼理さんのポッドキャストがとてもよかった。一緒に少し涙ぐんでしまった。

ハッシュタグの「いちなが」とは小沼さんの2020-2022年の日記を本にした『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)のこと。

https://twitter.com/onumaosamu/status/1577859428883521536?s=20

「わたしは思い出す」とは「大地震後の11年を生きた、ひとりの女性の育児日記」。さっきツイートしておいた。

私は毎日書いているという点では日記っぽいここでの文章を読み返す作業はしていないがいずれするかもしれない。少なくともバラバラと創作や画像を置きっぱなしにしているnoteよりは読み返す可能性は高い。毎日書いていれば私なりのその日その日が現れているだろうし少なからず生き延びるために書くという側面があるから。生き延びるというとなんだか大仰だとすれば今日もとりあえずこうしているなあ、という観察を記録する感じかな。たしかに生き延びることを意識的に課題としながらなんとかやっている日々はあれど。

先に挙げた二つの日記はまさに「日記」だ。何が起きたとしてもそれぞれの日常というものはある。「奪われた日常」という表現が持つベクトルとはまるで異なる、何がなくとも失われたり何かが生じたりするその日その日を綴った結果、自分がそこで生きていたことを意識した、そんな感じか。

昨日、コキアと菜の花がたくさん咲いている場所の無人直売所でみかんを買った。そばに「みかん」と書いてあったからみかんだと書いているが、これはネーブルだな。皮が剥きにくいし。同じ場所に「ネーブル」「八朔」とも書いてあった。「八朔」はドンドンドンと3つ網におさまっていたのがそうだと思う。別の直売所では売っている方もそれがなんなのかすでに曖昧なのか柑橘というものは桜と同じようにしっかりそれが何という名前を持っているものとそうでないものがあるのか「みかん?」とクエスチョンマークつきの看板を出していた。道にもところどころオレンジのみかん的なものが落ちていて、カラスがその断片を加えてバッサバッサと飛んでいく姿もみた。黒にオレンジが映えていた。いろんな種類の桜もみた。遅咲きの梅もまだまだ咲いていた。菜の花は完璧に主役だった。Twitterにも載せたが桜の花びらが菜の花に落ちてまるで蜜を吸っている虫や蝶々みたいでとても素敵だった。小さい子たちに混じってローラーコースターにも載った。お尻が痛かった。もう色々軽やかには動けない。ということでこんな時間までダラダラしてしまった。動かねば。

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散歩 趣味

小島善太郎記念館とか。

オフィスから少し足を伸ばしていけるとしたら、って突然なんの話かといえば梅園の話。私のオフィスは京王新線の初台駅が最寄りだから百草園とか(駅も「百草園」)小田急線の参宮橋も10分くらいで行けるので梅ヶ丘駅の羽根木公園とかがお勧めかな。百草園は急坂をゆくので運動不足の人はこちらへ。百草園の少し先、えー、せっかく登ったのにまた下るの、という感じで降っていくと小島善太郎記念館というのがあってそこは今次女(昭和2年生まれ)の方が館長をされてて皆さん大変丁寧に説明をしてくださいます。おばあちゃんのうちへ遊びにいっていろんないいもの見せてもらいながら思い出話を聞くみたいな時間を過ごせますよ。百草園方面に戻るにはさっき下った坂をまた登らないとだけど。山道よりアスファルトの坂の方がきついけどがんばって!駅から少し歩くけどモグサファーム直営のジェラートのお店もいってみて。街道だから歩きやすいし辿り着いていただくジェラートは特に美味しいから。でも食べる場所は外のベンチだから晴れている日がいいんじゃないかな。今日とかよさそう。いいなあ。私も行きたい。

さっき書いた小島善太郎は洋画家で多摩の方の絵をたくさん書いているのだけど記念館には私が実家から眺め慣れていた妙義山の絵も数枚あってそうそうこの雰囲気と思った。八王子市夢美術館もおすすめされたからいってみたいなあ。

論文の精読とかして頭が働かないから、というか、これをもとに話し合うのにすでに力尽きているってどういうこと?こういうこと。素敵な景色と美味しいもので楽しくのんびりしたい。あ、でも今日じゃないけど楽しみな予定をひとつ思い出した。あーあ、とため息つきつつやるしかないね。みんなはどうするのかな。それぞれの日曜日、良いことありますように。

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散歩

菜の花とか梅とか。

菜の花が雪から咲いていた。埋もれていなかった。菜の花って強いですよね。からし和えとかするときもしなってならない。もうひな祭りの準備ですね。早い早い。

古い建物って古い新しいより建てられた年代で丈夫さって違うみたいですね。基準を作ることでおかしくなることってたくさんあるのでしょうね。

先日梅園に行ったら造園屋さんなのかな、機能的な作業服をきたおじさんやおじいさんが梅を切っていました。あの梅どうするのかなと思いつつ通り過ぎて蝋梅も白梅も紅梅もバランスよく配置されたお庭を楽しみました。売店の方が暇だったみたいでわざわざでてきて話しかけてきてくれて妙に楽しくおしゃべりしたりなんか意外な感じでおもしろかったなと門の方へ向かったらさっきのみなさんが「持ってっていいよ」と大きなタライみたいなのに入った梅をさしだしてくれました。わりと強めに楽ちん楽ちんみたいな感じでお持ち帰りの方法と家での対処を教えてくれたのですが今日はここから直接うちには帰らないのですよ。残念。ごめんなさい。勢いに押されつつおしゃべりをして手を振ってお別れしました。そのそばでは彼らのご家族らしき方が猫に餌をあげようと奮闘していました。

いろんなところでいろんな人がいろんなことをしている毎日。みなさんの今日が良い一日でありますように。

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俳句 散歩

春の光、黒酢豚、落椿

色々難しいしひどいな。そして色々進まないな。どうしましょう。

今日寒くないですか?空は薄い水色。色からして寒そう。昨日はやっぱり立春を過ぎると光が違う!と感動したのに。そういえば連日月がきれいだったけど昨晩が満月だったみたい。みましたか、空。とってもきれいでしたよ。

お昼を外で食べようかなと思ってでも食べたいものが見つからなくてようやくあそこに行こうと決めて2駅電車に乗って行ってみたら並んでいる・・そんなに人気がある店だったのか。仕方ないから美味しい肉まんでも買うかとその近くのお店へ向かったら大行列。えー。ここは人気店だと知っていたけどこんなに並ぶの?休日の様子を知らなかった。それも仕方ないからトボトボ歩いてあそこはどうかなあと向かった先は少なくとも外には誰も並んでいない!前のカップルと一緒と間違われないように少し離れて、と思ったら背の低い私など見えていなかったらしく心配ご無用でした。店の外の看板に綺麗な字で書いてあった黒酢豚をお願いした。てっきり定食形式かと思ったら実は単品でそれにご飯とかスープをつけることもできるよということだったらしく酢豚は2、3人で取り分けてもいいくらいのボリュームだった。隣の人は麻婆豆腐。余裕できれいに食べてた。胃腸の弱い私は食べられるかなあと思いつつも白いお皿の中でキラキラの黒酢に浸るように置かれた茶色くて丸いお肉たちと上にたっぷりふわっと乗せられた白髪ネギの組み合わせに感動。食べる直前に隣の人がスープに胡椒をふったせいかひとつくしゃみをしてしまった。そして見栄えに感動しながらとろっとろの黒酢からお肉と白髪ネギを掬い上げて口に入れたら大きくてうまく噛めず、しかも最初の一口は黒酢にむせてしまった。でも美味しい!時間をかけて最後まで美味しく美味しくいただいたけどこのまま電車で乗るにはお腹がおもたすぎるということで行きは電車できたのに帰りはお散歩。行きも歩けばよかった。だって春をすごく感じたから。その光のなかを歩きながら黒酢豚のキラキラを思い浮かべてたけど取り合わせで俳句を作るには私には難易度が高かった。大体の俳句の結社には自分の俳句からよかったものを選んで載せてもらえる結社誌というのがあるのだけど私が所属する結社は年4回の発行。前回は色々無理だったので投句できなかった。毎回どんな駄句でも直前に作って速達で送ることになっても出してはいたのだけど何もできないときってあるからしかたないですね。今回はなんとか出したいけどどうなることやら。先のことはわからないけどとりあえずひとつずつ直近のことからやりましょう。やれるかな。

今日の俳句日めくりカレンダーは

落椿とはとつぜんに華やげる 稲畑汀子

今日は汀子さんですか。先日『稲畑汀子俳句集成』の読書会に出たばかり。椿ってほんと地面で咲き直すかのようにきれいに落ちますよね。ちょうどそんな写真を少し前に撮ったから載せておきましょう。それでは、また。もろもろなんとかなりますように。