井の頭線の浜田山のお店を調べるつもりが同じ京王線だけどメインの京王線の方の八幡山と打って調べていた。なのに検索結果は浜田山のお店が出てきた。なぜだ。同じ店があるわけでもないのに。私が打ち込んだ文字より打ち込んだ私の脳を読んでくれちゃってる?出てくる広告とかみると絶対読まれてるなと思うことは多いけどついに検索も念じるだけでできるようになっちゃった?これ冗談みたいで全然冗談じゃないと思ってるんだ、私は。近い未来にそんな感じになるんじゃないかな。
精神分析は自由連想といって思い浮かんだことをなんでも話してとお願いしてやってもらうのだけどこれ全然自由じゃないじゃんと皆さんすぐに気づく。自分が実際に声に出している言葉と考えていることが全く違ったりすることにもすぐに気づく。言葉はどんどん意味内容よりその話し方や言い間違いやなんかこういう感じがするというものに変わっていって治療者がその感覚をもとに言葉にしたものの方がずっと患者の心を動かすことがある。人は強く心が動くと自分でもコントロールできなくなるから言葉が揺れたり途切れ途切れにしか話せなくなったり言葉にならなくなってずっと沈黙したり急に多弁になったりいろんな様子になる。こういうコミュニケーションの情緒抜きバージョンをAIは可能にするんじゃないかな。情緒抜きでもある程度心を動かすコミュニケーションにはパターンがあるからそれくらい学ぶべるだろうし。もし心を動かしたいだけならそれでいいけど人間の防衛をどう扱うかは難しいのではないかと思う。私がこんな感じのことを言うとあなたはいつもそんな感じのことを言う、と「感じ」のパターン化が結構難しそう。
こんなこと書きながら今私の頭をそこそこしめてるのは早朝からずっと読んでいた精神分析家のビオンに関する本「Reading Bion」に書かれていたこと。そして2種類のBGM。Gretchen ParlatoのButterflyと彼女がカバーしたHarbie HancockのButterflly.グレッチェン・パーラトのButterflyはLive in NYCバージョンもいいし、アルバム “in a dream”に入った日本版限定ボーナストラックのButterflyもいい。湧水みたいなやさしくてきれいな声。
自分でも知らない自分の部分に期待して今日もがんばりましょう。失望の方が多くてもそっちの方が普通だよ、多分。回復しては沈み、寝込み、でもまた起きよう。心にも二度寝、三度寝が必要なときもあるものね。